モノマネ企業

坂本彰さん
坂本彰さん
モノマネは芸人だけの専売特許ではありません、
ビジネスの世界でもモノマネ企業だらけです。

ここでのモノマネとは、人のしぐさや声ではなく
新しいビジネスモデルのことです。

最近は葬儀ビジネスに大企業が続々参入していきそうな
雰囲気ですが、こういった話題株を追いかけても、いい
ことはありません。

その前には家電のLEDなどエコ関連で大企業がどんどん
新規参入をしましたが、どこのメーカーもパッとした
結果を出せていません。

今後、市場が広がるのはわかっていても、新規参入者が
それ以上に増えた場合、利益も奪い合うことになり、
最終的には薄利多売の価格競争になります。

「多角化は多悪化」という格言がありますが、新規参入を
繰り返す企業は特に注意しましょう。

それであれば残存者利益型の企業を狙ったほうがよいです。

残存者利益とは、飽和市場や衰退市場において、他社が
相次いで事業撤退した後、残った企業が利益を上げる
ことを指す経済用語のことです。

例えば一昔前に流行ったボウリング。

今、新しくボウリング場を作る会社はありませんが、
残っている会社は新たなライバルが出現する可能性は
ほとんどありません。

他にも石油ストーブなどがあります。

市場は少なくなっていくでしょうが、大手メーカーの
コロナは毎年黒字でキャッシュリッチ企業です。

他にも探せば残存者利益型の企業はありますので、
話題株を追いかけるその反対で、地味で変わらない
会社を探してみてはいかがでしょうか?

「人の行く裏に道あり花の山」

有名な株の格言ですが、人と同じことをして、
人と違う結果を得ようとするのは難しいのです。

http://saig.livedoor.biz/archives/2025190.html

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