東京製鉄がプラス圏に切り返す・目先悪材料出尽くし感も

[agawaさん]

東京製鉄（５４２３）が安く寄り付いた後、切り返している。今期下方修正となったが、足元の業績苦戦はある程度織り込み済みで、目先悪材料出尽くし感も台頭している。ＰＢＲ０．５倍台は割安で下値は限定的との見方もあり、買いを誘っているようだ。

同社は２０日引け後、第３四半期の決算（非連結）を発表すると同時に、通期の業績予想を修正した。１１年３月通期の営業損益は８０億円の赤字予想（前回予想１０億円の黒字、前期３４．１２億円の赤字）。純損益は８０億円の赤字予想（前回予想１０億円の黒字、前期６７．８５億円の赤字）。

鉄スクラップ価格の高止まりが懸念される一方、国内建材需要の低迷が続き、製品販売面での回復には時間を要すると見ている。田原工場の操業本格化が来年度にずれ込むことも影響する見込み。

東京製鉄の株価は９時２２分現在９２４円（△１２円）。
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