ユリウスさんのブログ
ブログ
『すれすれ草』 (平成18年版)
健康翔年著 『すれすれ草』(平成18年版)
序段
退職者の徒然なるままに、ひとり日暮、メディアにむかひて、移りゆく世の中のよしなし事を、読むにつけ、見るにつけ、あやしうこそものぐるほしけれ。
第一段
いでや、時の政府は正しき政(マツリゴト)を忘れ、民の憂い、国のそこなはるるをも知らず、金の亡者を利する政治資金規正法、軍隊の秘密漏洩、年金の杜撰処理、薬事行政の大ミス、一票の価値の是正などなど、なすべき手立てをなさず、改革、改革と叫ぶのみにて、先送りに先送りを重ね、「公の政(マツリゴト)はおろそかなるをもってよしとする」如き態度こそ、うたて、思ふところなく見ゆれ。
※あやしうこそものぐるほしけれ=妙にばかばかしい気持ちがすることだ。
おろそか=粗末。
うたて、思ふところなく見ゆれ=何ともひどく、無思慮に思われる。
コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。