ポイント
米国株式市場が反落した影響で、今日の日経平均株価は多少下げてのスタートになりそうです。しかし、引け後に好決算を発表したインテルの株価が上昇していることもあって、下げは限定的と見ています。10,570円の近辺を想定しています。ザラバは小動きを想定していますが、多少円高方向に振れているドル円の動きには注意する必要がありそうです。
米国マーケットの動向
ダウ平均株価は終日停滞気味の推移で、23.54ドル、0.20%安で終えています。
週間ベースの新規失業保険申請件数が予想よりも多かったことが、マーケットの重石になったように見えます。
ただし、0.92%上昇したVIX指数の動きを見ると、日中には一時低下が進みました。低下はマーケットのセンチメントが改善したことを示唆していますので、失業保険申請件数の影響はかなり限定的であったようです。
むしろ、抗血栓薬の臨床の一部中止が伝えられたメルクが6.62%の急落となったことが大きく影響したように思われます。
今日の日経平均株価は?
米国で引け後にインテルが好決算を発表して時間外取引で株価が3,29%と大きく上昇しています。
そのため、CMEの日経先物価格(円ベース)は10.565円となっていますが、今日の日経平均株価はそれよりも多少高くなりそうだと見ています。10,570円の近辺を想定しています。
ドル円が多少円高に振れていることがマーケットの上値を抑える可能性があるため、ザラバは小動きと考えています。
今日は決算が松竹、日本毛織など45社ほど。
後場には多くの経済指標の発表を控える米株先物の動きが気になります。
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