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宝くじが当たったら幸せになれるか?
(CNN) 米宝くじ「メガミリオンズ」で今月、3億8000万ドル(約316億円)の当たりくじが出て話題を呼び、多くの人々に夢を与えた。しかし、高額の賞金が手に入ったからといって「幸せ」が約束されるわけではないと、専門家らは警告する。
ある女性は昨年、州の宝くじで130万ドルの賞金を獲得した。3人の子どもを抱えて小さなアパートに住み、4つの仕事を掛け持ちしていた女性にとって、おとぎ話のような出来事だった。家を買い、新しい服を買い、仕事を1つに減らした。ぜいたくをしたつもりはないが、それからというものプロポーズから脅迫まで、さまざまな電話がかかってくるようになった。かつて手助けしてくれた人々から逆に金を要求される。家族も権利を主張し始めた。「名前を変えてどこかへ隠れてしまえたら」と、女性はため息をつく。
大当たりが不幸につながった例は、これまでにいくつもあり、メガミリオンズで賞金の半分を獲得したワシントン州のジム・マキュラーさんは、先週の記者会見で「名乗り出るのが怖かった」と話した。
2002年に宝くじで1億1200万ドルを手にしたウェストバージニア州の実業家、ジャック・ウィテカーさんのケースはよく知られている。当せんがもたらした騒ぎのなかで娘と孫娘が亡くなり、何度も盗難に遭った。フロリダ州のエイブラハム・シェークスピアさんは昨年、3100万ドルの大当たりを出した後で殺害された。友人が殺人罪で起訴されたが、無罪を主張している。
心理学者や経済学者らの研究によると、人々の幸福感と所得の間には確かに相関関係があるようだ。ただし昨年発表された報告によれば、年間の世帯収入が約7万5000ドルを超えた後は幸福感が頭打ちになるという。
英国では06年、宝くじで最大20万ドルの賞金を獲得した人々について、当選後2年間で精神状態が向上したとの研究結果が発表された。一方、宝くじ22種類の当選者と非当選者を比較した1978年の研究では、幸福感のレベルに差はないとの結果が出ている。
専門家らは、宝くじが当選した場合の喜びを長続きさせ、満足感を得るために必要な心構えを指摘する。日ごろから数年後に向けた目標を明確にしておくこと、自分のためだけでなく人助けのために金を使うことの満足感を知ること、「物」よりも「経験」を重視し、一度に使い果たすよりも少しずつ、という買い物を心がけることなどが、幸せをつかむコツといえそうだ。
そもそも金持ちイコール幸せではないと言う原点に帰らないといけないと思います。
そうですね。資本主義崩壊してますからね。
やはりどんな原理でも欠点があります。
本当の幸せとは何なのか考えさせられました。