タイガーマスク運動

まにさん
まあ、結構な話
そのうち、仮面の忍者赤影や魔法使いサリーも出てきそうだ

原作者の梶原一騎は、純文学志望で三島由紀夫や太宰治に憧れていた文学青年で、自分が漫画の原作しか書けないということを嫌がって、編集者や漫画家がストーリを変えたいといったら、俺は魂まで売る気はないと嫌がったという。もっとも、自分の見たところ、梶原一騎は、三島のような作品が書きたかったのではなく、三島のような評価が欲しかっただけと言う感じだが。

確かに、三島は日本において20世紀最高の小説家であったが、三島を読んだ人と「巨人の星」「タイガーマスク」「あしたのジョー」を読んだ人とどちらの数が多いかというと、当然、後者。こうやって死後30年近くもたってもまだ人々の記憶に残る作品はそれはそれで凄いと思う。ご本人が生きていたらどう思うんだろう。
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