ポイント
今日の日経平均株価は、円高気味の為替が重石となって、停滞気味の小動きとなりました。現在、米株先物が下げ幅を拡大しているため、明日の日経平均株価には逆風となりそうな気配です。
日経平均株価を振り返る
10円安で寄り付いた日経平均株価は、直後に反発を見せ15円高をつけました。しかし、すぐに反落に転じ、停滞基調のまま17.33円、0.17%の小幅安で大引けとなっています。
国内に大きな材料がない中で、ドル円がザラバで円高に振れたことや、上海や台湾など一部のアジア株の下落がマーケットを抑え込んだようです。
海外市場の動向
アジア市場はマチマチの動きでした。前日のナスダックの下げの影響が大きいと見られる台湾(-1.68%)、再び金融引き締め懸念が台頭した上海(-0.49%)が比較的に大きく下げています。インドも0.96%下落しました。一方、香港、インドネシア、マレーシア、シンガポールは上げています。
欧州市場は下げています。ドイツ、フランス、オランダ、イタリア、スウェーデンなど軒並みに1%の上回る下げになっています。金価格や原油価格の下落が示唆するグローバルなリスク回避の動きが、財政問題を抱える欧州市場にもダメージを与えていると推測しています。
GLOBEXでは、ダウ(-46ドル)、ナスダック100(-10.0ポイント)ともに下落しています。下げ幅は拡大しています。
今日は12月のADP社による全国雇用者数、ISM非製造業景況指数が発表されます。雇用関連の統計に対して多少不安が大きいようです。ただし、金融緩和政策の継続を期待するマーケット環境の中では、弱い経済指標がマーケットにとって重大な悪材料となるわけではないことに注意しようと思っています。むしろ、予想以上に強い数字が出てきた場合の方が要注意と、個人的には考えています。
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