＜東証＞高岳が昨年来高値 ｢電気漁船に『ﾁｬﾃﾞﾓ』方式｣と伝わる
（10時40分､ｺｰﾄﾞ6621）５日続伸｡前営業日に比べて22円高の450円まで上昇し､２営業日ぶりに昨年来高値を更新した｡ﾃｰﾏ株として電気自動車の関連銘柄に買いが集まっており､急速充電器を開発･販売する高岳は昨年12月後半から大幅な上昇基調をたどっている｡
明和証券の矢野正義ｼﾆｱ･ﾏｰｹｯﾄｱﾅﾘｽﾄは｢世界的な電気自動車の普及に向けて充電器の整備は不可欠な分野｡特に初期段階で日本の技術をﾃﾞﾌｧｸﾄｽﾀﾝﾀﾞｰﾄﾞにすることが重要で､高岳が参加する国内規格が海外にも拡大することに期待が高まっている｣という｡
｢東電（9501）や水産庁など官民10団体は７月､長崎県で電気自動車（EV）向け急速充電器で動力を得る電気漁船の航行実験を始める｣（４日付の日本経済新聞朝刊）との報道も支援材料｡漁船では初めて国内統一規格であるCHAdeMO（ﾁｬﾃﾞﾓ）方式の充電器を採用するといい､関連銘柄として目先筋の注目が集まった｡
ほかにも電気自動車向け充電器を手掛けるｱﾙﾊﾞｯｸ（6728）が大幅に上昇している｡
