日経平均は底堅い、好調だと言われているが、ここにきて足踏みが続いている。
(但し、新興市場は元気がよい。ジャスダック市場は14連勝。)
騰落レシオは過去最高を記録し高止まり。
12月に入って騰落レシオの検証、過去10年の年末のデータ検証を日記に
書いてきました。これらは過去のデータから見た場合の今後の予測でした。
今日は、視点を変えて世界の市場や商品市場から、今後の見通しを探ります。
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【先進国】
・NYダウは高値更新中だが、12月に入って上昇率が減速している。
・ドイツは先週まで最高値更新していたが、12/13をピークに緩やかに下落している。
・イギリスもドイツと同じ傾向で12/14を高値に緩やかに下落している。
●先進国は停滞もしくは緩やかに下落してきている。
【新興国】
・インドは11/5まで高値更新していたが以降下落している。
・香港は11/8を高値に下落している。
・シンガポールは11/9を高値に下落している。
・好調だったインドネシアも12/9を高値に下落に転じている。
●一時的かもしれないが、先進国よりも明らかに下落している。
なぜか韓国は年初来高値を更新中
【商品】
原油 原油相場も最近まで上昇していたが、12/6をピークに緩やかに下落している。
金 金価格も連日のように高値を更新していたが、12/6をピークに下落している。
めんどくさいのここまでにするが、銀、銅、アルミニウムなども同じような動きに
なっている。
【国債】
国債の利回りは10/中ごろから急上昇している。
【為替】
為替は、11/初をピークに円安ドル高に転じている。
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これらのことを踏まえて考えると
日米が金融緩和を発表し、投資マネーはリスク資産に向かった。しかし、
新興国はそれを受け入れると景気が過熱するので、各国は金融引き締め
(利上げ、預金準備率の引き上げ)を実施した。その結果が11月に入って
新興国の株価が下落した。
債権市場からはマネーが流出し、その結果長期金利は上昇している。
新興国市場は11月頃から下げに転じているが、先進国市場は低迷を脱出し
商品市場とともに上げ続けてきた。
日経平均はここ数週間停滞ぎみだが、実は日本だけではなく商品相場も
先進国の株式市場も12月に入って停滞している。これが続くのか一時的な
ものかは今現在ではわからない。
アメリカの株価が減速していると言っても、下げているわけではない。
何らかのきっかけでアメリカの株価が下げだすと、日本の株価も下げに
転じるかもしれない。逆も言えるが。
う~ん 結論が出ていない。詳しくは来週からのNYダウの動きを見てください。
※この日記の内容は、先週の土日に書く予定でしたが、その時はまだ先進国
の株価も好調でした。