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インフルエンザ、来週にも流行入り
インフルエンザの患者報告が、12日までの1週間で1医療機関当たり0.93人に上り、8週連続で増加しているいることが17日、国立感染症研究所の調べで分かった。感染研では1医療機関当たりの患者数が1人を超えると「流行入り」と判断している。このまま感染者が増え続ければ、来週にも全国的な流行入りが発表される見通し。
調査の集計には時間がかかり、1週間前の流行状況が発表されるため、実際はすでに流行入りしている可能性もある。流行のピークは1月下旬から2月上旬となる見通しで、感染研感染症情報センターの安井良則主任研究官は「ワクチンは効果が出るまで約3週間かかる。今ならまだ間に合うので打っていない人は早めに打ってほしい」と呼びかけている。
感染研によると、12日までの1週間に、全国に約5千カ所の調査対象医療機関から報告のあった患者は4480人。都道府県別では佐賀県が1医療機関当たり4.87人と最多。次いで北海道(4.48人)▽長崎県(3.74人)▽埼玉県(1.93人)▽大分県(1.91人)-の順。12都道県で流行入りの目安である1人を超えている。
ウイルスのタイプ別では、季節性の「A香港型」が最も多く全体の65%。次いで昨年流行した「新型」が31%、季節性の「B型」が5%となっている。昨年は新型が流行し、季節性はほとんど見られなかったが、今年は季節性インフルが主流になりつつある。
http://sankei.jp.msn.com/life/body/101217/bdy1012172133011-n1.htm
世界中のウイルスを全滅させる秘策はありませんかね?やはり共存しなければならないのでしょうか?現在、私は風邪を引きやすい体質みたいで困ります。インフルエンザの予防接種は受けましたが、何か感染しそうなやな予感がします(笑)
世界中のウイルスを全滅させると何が起きると思いますか?
実は遺伝子工学の技術が衰退します。善し悪しはともかく、遺伝子の組み換え、特定遺伝子の挿入に、実はウイルスを使います。したがって、全てのウイルスを死滅させると、それらの技術もお蔵入りになるんですよ。持ちつ持たれつの関係なんですね。
ちなみに、人に感染する面白いウイルスでHHV-6(ヒトヘルペスウイルス6型)というのがあって、人の疲労を制御する物質を作ってるだけという変なやつもいます。このウイルス、幼児の時に罹る突発性発疹の原因ウイルスで、罹った後、ずっと人のからだのなかで眠っているんですよ。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=a.zbEwZCUp.E&refer=jp_news_index
ウイルスは嫌なイメージしかありませんでしたが、技術開発に利用されていたんですね。勉強になります。ウイルスが人や動物に入り込み増殖するというように、人もウイルスを利用するという、ある意味共存の世界が成り立っているようですね。
おはようございます
mino777minoさんも九尾化猫さんも
ウィルスのこと詳しいですね
んじゃ、ウィルス扱いされる前に
((((((( ‥)ノ |EXIT|
私は幼少の頃から体が弱くて、健康に関することなら詳しいですよ。自負してるわりには風邪引きますが(笑)ただウイルスについては九猫さんのが詳しいと思います。勝手な想像ですが(笑)
(今日はラムちゃんモードだっちゃ)
一応、大学で生物工学なんていう学科にいたので、基礎知識はあるっちゃ。
遺伝子DNAの話とか、一通り分かるっちゃよ。だから、遺伝子組み換え技術に、ウイルスが作る特殊なたんぱく質が関わっているとかを知ってるっちゃ。癌の遺伝子には、大昔に感染したウイルスがDNAとして遺伝で伝わってきているなんて話もあるっちゃ。
さすがですね!遺伝子について興味がありますので、またいろいろと教えて下さい。
九尾さんの解説もあり、アカデミックになりますね。
ラムちゃん辞めたようですね。
ウイルスもそうですが、いろいろなものも関係して、雑菌がいないと美味しい酒も、パンもできません。
雑味があって、始めて美味しいものができます。
ラーメンの出汁のようなものです。
酵母菌、納豆菌などの菌類はいいのですが、ウイルスは人間の側から見たら悪いことの方が多いと思うのですが。要するに風邪とインフルエンザウイルスの違いですかね。
>ウイルスは人間の側から見たら悪いことの方が多いと思うのですが。
善し悪しは、どっちもどっちです。
一般にウイルスは、感染する相手の生物が特定されている場合が多いのです。したがって、人間に感染するウイルスは、他の動物には感染しない場合が多いのです。つまり、考え方を変えて、人間に害を与える例えば、害虫に対して、それに感染して病気を起こすウイルスを見つければ、病害虫を駆除する事ができます。このウイルスは果たして、人間にとって善いウイルスかもしれません。しかし、害虫がいなくなることで、それを餌としていた生物への影響というような事を考えると、一概にいい悪いの判断ができなくなります。
ちなみに、大半のウイルスは、感染相手の細胞に取り付いたら、そこでおとなしくしているHHV-6(ヒトヘルペスウイルス6型)みたいな方が多いのです。激しい病気を起こすウイルスは、宿主自体を死なせてしまうため、自分が増える事が出来なくなりやすく、高病原性のウイルスは、ウイルスとしては実は失敗作なのです。感染したら、おとなしく宿主に居座り、宿主の生命がやばくなったら、脱出するというウイルスが、最も長く繁栄できるんですね。
また、ウイルスにも遺伝子をRNAでもっているグループとDNAで持っているグループがあり、RNAで持っている方が遺伝情報が変化しやすいという特徴を持っています。インフルエンザウイルスが、まさしく、このグループです。なので、ちょこちょこと違う型ができてしまうんですね。高病原性鳥インフルエンザが恐れられている理由は、この点にあります。いつ、人に感染しやすい性質を身につけるかがわからない、変化しやすい遺伝子を持っているということは、そうなる確率が高いということですから。
最後に、ウイルスと病気の関係ですが、必ずしも、ウイルスだけで死にいたると言う事にはなりません。普通の風邪のウイルス(アデノウイルス等)は風邪の症状を呈します。特に弱ってない限り、数日で治りますが、酷い時には、肺炎を起こしますよね。あれ、実は肺炎菌という細菌が原因で発生します。アデノウイルスが肺で増殖して肺を壊すわけではなく、気管を荒らして、細菌が気管から肺に侵入しやすくしてしまう事が問題なわけです。結局、こういう合併症が起こるのが問題なわけでして、それを起こさない為には、風邪の時は無理せず、安静にして治るのを待つというのが、得策なわけですね。