野村不動産ホールディングス（３２３１）が高い。同社は１６日引け後、通期の業績予想を修正しており、手掛かり材料となっているようだ。１１年３月通期の連結営業利益は４２０億円予想（前回予想３５０億円、前期３９２億円）。連結純利益は修正なし。７０億円予想（前期４６．６億円）。下期に営業原価での発生を見込んでいた営業エクイティ投資に係る評価損が特別損失として計上されることに加え、全般的な経費の削減効果もあり、営業利益と経常利益は上方修正。
クレディ・スイス証券では、投資判断を「アンダーパフォーム」から「ニュートラル」へ、目標株価を１０００円から１３５０円に引き上げている。今後、東芝ビルディングの持分追加取得による増益や、マンション事業の採算改善を織り込むと見ている。
野村不ＨＤの株価は１０時１３分現在１３９５円（△８２円）。
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