12/3期以降、高付加価値品の拡販可能性が高いと考える
<株価上昇を予想する>
株価は上昇余地があるだろう。その理由は、12/3期以降高付加価値製品の拡販が期待でき、2桁営業増益が可能と予想する中、12/3期TIW予想PER11.8倍に割安感があると考えるからだ。
<11/3期は会社計画線での着地を予想する>
足元では、半導体後工程材料のダイボンディング材料(チップを固定する材料など)はやや厳しいが、前工程のCMPスラリーは高付加価値品で堅調。今後前工程の調整も考えられるが、TIWでは現在が電子材料需要の底であり、11/3期4Q(1-3月)からの回復を予想。自動車関連などは概ね堅調に推移する見込みであり会社計画線の着地を予想する。
<高付加価値品の新製品が来期以降業績貢献しよう>
11/3期下期から重点施策としている透明層間充填フィルム「ファインセット」(13/3期会社計画売上高120億円)、太陽電池用導電フィルム「CFシリーズ」(16/3期会社計画同100億円)は中長期的に業績貢献が期待できるだろう。売上規模100億円以上を目指す久しぶりの大型部材である。「ファインセット」はスマートフォーンなどに採用されているもよう。製造設備は既存設備改良のため投資負担が少なく利益率を伴った貢献が可能だろう。(高橋 俊郎)
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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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