マルチファクターモデル面白そうです。

今さらながら、土屋賢三 氏のDVD「 システムトレードセミナー(理論編) 」を見ました。



土屋氏は剛腕専業トレーダーのKKさんも絶賛されているシステムトレーダーで、日米の銀行、投資顧問、ヘッジファンドで活躍するという華々しい経歴の持ち主のシステムトレーダーです。



システムトレードというと、テクニカル分析によるパターンマッチングが主流となっていますが、土屋さんの手法は「マルチファクターモデル」を用いたシステムトレードを実践しています。



少し学術的な言い方になってしまいますが、マルチファクターモデルとは



株価収益率などの時系列のデータに対し、その決定に影響を持つ複数の諸要因を特定し、影響度を定量化して説明するモデル



です。(すいません。。分かりずらいですよね。。)



影響度を定量化して説明できるか否かには、「重回帰分析」という分析手法を用いて分析を行います。

その結果、定量化が可能ということになれば、説明変数を用いて翌日の株価を予測することが可能となります。



僕が面白いと思ったのは、テクニカル分析を元にしたシステムトレードはあくまでチャートの形にのみ着目してシグナルを抽出するため、関連する直前の銘柄の動きや、直前のニュース等はほぼ無視して取引を行います。



一方で、マルチファクターモデルは、データが取れるものであれば、あらゆるものを説明変数として取れるため、関連銘柄の動きや直前のニュース、極端ではありますが、前日の天気予報など様々なものを利用することが可能です。



これは株価は、非常に複雑に様々な要因が重なり合って決定されるという考えのもとでは非常に有効だと考えられます。一見の価値はありますよ!



最後に僕の考えを述べさせていただきますと、僕は「株価は人間の心理によって動くもの」だと考えています。そして人間の心理はチャートに現れるものだと考えています。そのため、テクニカル分析を元にしたシステムトレードこそ最も確実な方法なのではないかなと考えています。

元記事

>> http://www.systr-lab.com/blog_208.html
  先端システムトレード研究室
2件のコメントがあります
1~2件 / 全2件
ほんとそうですよね。

マルチファクターモデルなんてそれを知るまでそんな考えすらしたことがなかったので、新たな発見でした。
(退会済み)
こんばんはー

人が100人いれば全員違う考え方をもつように、いろんなトレードスタイルやモデルがあるのですねー。
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