鹿島(1812)が軟調。朝日新聞で、北アフリカのアルジェリアで同社など日本の企業連合が受注した高速道路の建設工事をめぐり、完成区間の代金1千億円超が支払われないトラブルが起きていると報じられ、不安感が生じているようだ。
報道によると、アルジェリア外相は13日、朝日新聞のインタビューで日本側の対応に不満を表明。工期も大幅にずれ込んでおり、企業側に損失が出る恐れがあるという。
問題の道路は、アルジェリア公共事業省が発注した「東西高速道路」。鹿島、大成建設(1801)、西松建設(1820)、ハザマ(1719)、伊藤忠商事(8001)の共同企業体(JV)が、2006年に東工区(約400キロ)を5400億円で受注したという。
鹿島の株価は13時30分現在217円(▼2円)。大成建設は196円(▼1円)。西松建設は106円(▼2円)。ハザマは70円(△1円)。伊藤忠は805円(△1円)。