過熱感がありつつも

12月9日の日経平均は10285.88(+53.55) 雲、基準線、転換線の上、ボリンジャーはプラスσの上ただしバンドが急速に狭まっている。MACD RCI は天井圏。週足は基準線、転換線の上で、雲の下限10229を突破し雲の中につっこんだ。週足ボリンジャーは、プラス2シグマの近辺で、バンドが広がっており、週足MACDはゼロラインを突破,RCIは天井。目先は当落レシオが記録的な水準にあり、バンドも狭まっていて、目先調整が入りそうになりつつある。ただ中期的には、上昇基調が続いており、雲の上限10339をめざす動き。

ダウは11370.06(-2.42)小動き。雲、基準線、転換線の上だが、ボリンジャーはプラスσ11377の近辺だが若干割り込んできつつり、MACD RCIは上昇。なお上昇基調を維持しているが、上値が抜けず頭が重い。ただ週足も雲、基準線、転換線の上であり、さらに注目すべきは月足が雲をぬけつつあり、月足ボリンもプラスσでバンドが広がり、月足MACDもゼロラインを突破、月足RCIも上昇中で、長期指標がしっかりと陽転しつつある。

ドル円は83.69雲、基準線、転換線の上、ボリンジャーはプラスσの近辺だがバンドが狭まりつつあり、MACD RCIは下げ止まり。いぜんドル上昇基調ではあるが、勢いが弱まっておりバンドが狭まり、遅行線も雲の下限に接近しつつあり、頭が重くなっている。

アメリカの金利が急激に上昇しており、基準線、転換線の上、プラス2シグマの上、3σの近辺に達している。そのわりにはドル上昇の勢いが限られているが、ドル上昇の基調はかわらず、日経平均には追い風だろう。日経平均の過熱感は否めないが、中期的に上昇基調となっており、調整があっても浅く終わることが期待される。
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