ポイント
海外要因を映して高く寄り付いた日経平均株価は、45円足らずの狭い値幅の中での変動を繰り返して大引けを迎えています。今日の米株先物は、週間ベースの新規失業保険申請件数が予想より多かったことから、多少調整色を見せていますが、3日の雇用統計に対する期待が強いため、堅調な基調が崩れることはないと見ています。明日の日経平均株価の足を引っ張ることはなさそうです。
今日の日経平均株価を振り返る
163円高でスタートした日経平均株価は、ほぼ横ばいの値動きで180.47円1.81%高で終了しました。
欧州や米国のマーケットの上昇を背景に大幅高となった後は、特別な上昇要因がなく、同時に売り向かう理由もなかったということだと見ています。
夕場の日経先物価格が6時過ぎから多少の動意を見せたのですが、欧州市場の上昇→米株先物の上昇→日経先物の上昇ということで、やはり海外要因であるようです。
海外市場の動向
アジアは上昇しました。インドネシアが2%を越えて上げています。強い経済指標を背景に、資源株が上昇する一方で、金融引き締め懸念が重石となった上海総合指数は0.71%の上げにとどまっています。
欧州市場も上げています。オーストリア、ベルギー、イタリアが1%を越える上昇を見せています。
GLOBEXでは、ダウ(+15ドル)、ナスダック(+6.25ポイント)ともに上げています。ただし、週間ベースの新規失業保険が43万6千人と、事前予想の42万4千人を上回ったため、上げ幅が縮小しています。
今日はこの後、10月の中古住宅販売保留の数字が発表されます。
新規失業保険で多少調整色を見せているGLOBEXですが、これまで好調な経済指標が続いているため、3日に発表される雇用統計が良好であることを期待する動きに大きな変化はないだろうと考えています。
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