日清紡ホールディングス(3105)が堅調。日経産業新聞で、繊維事業の海外への生産移管を加速すると報じられており、同事業の立て直しに期待する買いもあるようだ。
報道によると、インドネシアで織布と染色の工場を増設するほか、ブラジルでは紡績設備を増強する。総投資額は50億円弱の見通し。同社は昨年、量産品の国内生産からの撤退方針を打ち出しており、一連の投資はその総仕上げになる。海外移管でコスト競争力を高め、営業赤字が続く同事業の立て直しを急ぐという。
日清紡HDの株価は9時52分現在888円(△20円)。