ポイント
欧州市場の上昇や、国内の好調な経済指標に押し上げられて、ダウ平均株価は2.27%の急騰となりました。今日の日経平均株価を押し上げる要因となりそうです。
米国マーケットの動向
急騰でのスタートとなったダウ平均株価は、午前10時には200ドル高に達しました。その後も堅調な動きを続け、249.76ドル、2.27%の大幅高で終了しています。
スタート直後の上げを牽引した要因の一つが欧州の株高。2.07%上昇した英国(FTSE)市場の動きが、欧州市場の好調さを示唆しています。
11月のADO社による全国雇用者数やISM製造業景況指数、そして10月の建設支出などが相ついでコンセンサスを上回りました。前日に発表され屋11月のシカゴPMI、消費者信頼感指数に引く続く好調な経済指標がマーケットを押し上げました。
3.98%の急騰したダウケミカルのザラバの動きを見ると、ISM製造業景況指数のインパクトの大きさが鮮明に浮き出ているようです。
ユーロに対してドル安に振れたことも、マーケットにはプラスとなりました。
ドル安を映して、代表的なハイテク指標であるSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)が3.32%上昇しています。
このような米国の好調な展開が今日の日経平均株価に大きく影響しそうです。ただし、今日の午後になると、週間ベースの新規失業保険申請件数、10月の中古住宅販売保留、11月の主要小売売上高などの発表を控える米株先物の動きに注意する必要がありそうです。急騰後の反動を見極めることが大切なようです。
欧州のECB理事会の動向も興味深いところです。
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