ひとりごと日記です。
今日の日経新聞夕刊の
十字路で
「劇薬にひそむリスク」を読みました。
わたしも同感です。
さて
証券会社などでは、中国株を推奨するとき
「今がチャンス!」
と言ったりすることもある。
中国株の株価が上昇しても下落しても
推奨されているので
「いつもチャンス!」
かもしれない。
中国と言えば、一昔前は、世界の大国だった。
1840年の阿片(アヘン)戦争で敗北してから
経済面では、世界の小国になっていた。
鄧小平の改革・解放政策により
経済発展してきた。
中国が、世界の中で成長していると見ることもできるが
歴史で考えれば、世界の大国だった
昔の中国に戻ろうとしていると見ることもできる。
領土問題や資源獲得の国家戦略も関連している。
長期投資家は、枝葉の部分を見るだけでなく
幹の部分をよく観察すべきだと思う。(個人的な考え)
レアメタル(レアアースとも)の確保
(岩を砕くので、すごい環境破壊になる。)
(他の国では、できないだろう。)
中国は、電気自動車に力を入れたい。
そうなると、ハイブリットを取り越して電気自動車に行く。
レアメタルは、いずれにせよ中国で必要になるので
今のうちから持っときましょうとなる。
(輸出制限になる。)
最大手証券会社などでは
それでは、
「BYD(中国の自動車会社)をおすすめしましょう~」
(strong buy)となったりする。
BYD(Z1028/1211HK)は、もともと電池の会社で
訴訟にやたらと強いことでも有名です。
法律ギリギリセーフのところでやっている。
真似しても訴訟で勝つ。
トヨタ自動車のカローラにそっくりの自動車を作ってしまう。
トヨタは、相手が訴訟のプロフェショナルであることを
知っているので訴えない。
経営も楽観的すぎる様な気がする。
このようなやり方がいつまでも通用するとは思えない。
(通用すると思う投資家は、どうぞ…)
中国⇒レアメタル⇒電気自動車⇒BYD
「一事が万事」ですが、単純な方程式で投資すると
いずれ、ドボンするかもしれません。
政治面から見ると、中国は一党独裁国家でもある。
人口は、13億人とも14億人とも言われる。
(要するにはっきりわからない。)
共産党員は、7800万人くらい。
その中に、富裕層も多い。
日本にもお買い物に来てくださる。
前にも書いたように、
国家の指導者は、共産党の政治局常務委員で9人しかいない。
ナンバー3が首相になることになっている。
このたった9人で
13億人とも14億人とも言われる中国の多民族を統治することは
現地に行けば簡単ではないことに気づく。
中国のルーツは、西安(昔の中国王朝の都 長安)とも聞くので
北京、上海、西安に行くと
少なくとも他の投資家より中国にくわしくなると思う。
中国での肌感覚が社会勉強にもなる。
中国は、とても大きな国。
「中国は広い」
日本は、他国のことを言える状況にはありませんが
中国も将来の見通しが見えないと思うのが正直なところ。
中国には、良い面もあれば、そうでない面もある。
単一国家単一民族の日本人にはわかりづらいところもあるのだろう。
わたし自身、中国出身の方を指導したこともあるが
かなり難しかったなぁ…(わたしの力不足が原因)
たまに、よく使う中国語を教えてもらった。
ビジネスでも中国で成功している日本企業は少数派です。
日本と中国とアメリカの三角関係は、以前日記に書いた記憶がある。
上海万博が終わるまで、おとなしくされていましたが
万博も終わったので
これから、いろいろな出来事が起きるでしょう。
長期投資家は、世界経済を観察するとき
中国経済の動向にも注目すべきと思う。
おしまいです。
PS.
フレンズは、時間の関係で失礼しています。
ありがとうございます。