ハイパーインフレに備える

はるるっぴさん
ひとりごと日記です。
わたし自身の勉強のために書いています。

さて、

尖閣諸島
北方領土
北朝鮮の問題など

世の中、おかしなことが起きている。

投資家ならば、問題の本質は金融危機と関係すると
歴史と数字で理解すべきかもしれない。

2010年11月3日(アメリカ中間選挙結果、FRBのQE2公表)

NHKの「歴史秘話ヒストリア」で将来報道されるかもしれない。

映画になるとすると
タイトルは「ヘッジファンド」

FRBのQE2(Quantitative Easing 2)量的緩和の第2弾の日が
後で振り返れば、歴史的な日になるかもしれない。

QE2で無制限に紙幣が印刷される可能性があることがわかってきた。
(正確には、デジタルマネーも含む)

物事を頭だけで理解する人たちは、
アメリカの金融緩和も限界がきていると軽く流している感じ。

しかし

「アメリカは国家破産(倒産)の準備に入った」と考えることもできる。

(くわしくは、原田武夫氏の著書が参考になった。)

日本では、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)が問題になっているが
ヨーロッパ人はもちろんのこと、
当事者のアメリカ人も、ほとんど興味がない。

興味があるのは、
PPT(急落を阻止するチームのこと、パワーポイントの意味ではない)と
QE2です。

FRBのQE2によってアメリカの住宅ローンを借りている人に
お金を貸していることになる。

住宅価格の下げ止まりを期待している。

(この仕組みを理解できない投資家は、もよりの証券会社へどうぞ)
(身なりを整えられて、運が良ければ、
 奥からくわしい人がお出ましになるかも。)

アメリカの大きな政府と膨大な借金を心配している人たちの間で
ティー・パーティ運動が広がっていることは理解できる。

すでにアメリカのインフレ率は、7~8%くらいで
失業率は、20%を超えている。25%に迫る勢いがある。

アメリカではクォーター (quarter)は、
それなりの意味があるのだろう。

「半分の半分」

アメリカ人も、普段の食料品などの買い物で
値上がりを実感しているので
公表されているインフレ率を誰も信用していない。

信用しているのは、日本の市場専門家くらいでしょう。
日本人は、のんびりしているので何が起きているかわからない人もいる。

発表されている米国消費者物価指数が安定しているのは
エネルギー・食料品が除かれていることもある。

マジックのタネに気づくべき。

日本は、円高と企業努力でまだ実感がわかない。
これからでしょう。

ドーナツの穴が大きくなる。

これからの投資家は、大変です。
リングドーナツの大きさまでチェックしないといけない…

アメリカでデフレと言っていて、
日本でも内閣府がアメリカはデフレの可能性があると言っているので
同じようにデフレと思うのは、どうかと思う。

アメリカでデフレと言っていて、インフレターゲット論が出てくることを
オカシイ…と思わないと。

先進国で金融緩和をして、新興国ではインフレを警戒している。
世界をひとつの国で考えると「スタグフレーション」の兆候がある。

スタグフレーションの意味

景気の停滞にもかかわらず、一般物価水準が継続的に上昇している状態。
この場合、金融政策の舵取りが困難になる。
株価にとってもマイナス要因になる。


ヨーロッパの危機も

アイルランドの次はポルトガル

これから

スペイン、イタリア

スペインで鈍感な市場専門家は、反応すると思う。

そして、金融危機の直撃を受けているイギリス(UKのこと)

年金債務が一杯あるフランス

最後は、それらの国に輸出をして、お金を貸しているドイツ

の順番になるだろう。

日本も対岸の火事ではない。

先日もメガバンクの人と話をしたが

小さな声で

「日本は、実質財政破たんしていますからねぇ~」と言っていた。

財務省の発表でも上半期末から下半期末まで
借金が65兆円増えると言っている。

誰が負担するのでしょうか?

ここまで来ると借金に対する日本人の感覚がマヒしてくる。
わたしの国会の友人に聞くと
日本の借金は、隠れ負債も含めると1100兆円を超えるだろうと言っていた。

単純なものではありませんが
まもなく、日本の個人金融資産を超える金額になる。

ワールドゴールドカウンシル日韓代表の豊島先生も
日本の経済官僚が金(ゴールド)に興味を持っていると言っていた。
理由は、日本の家計簿を知っているから。


振り返ってソ連が崩壊したとき
通貨ルーブルの価値は、3000分の1になったと聞く。
そのときは、ドルもあったし、畑もあったので助かった。

2009年11月30日、最近話題になっている国が
同国通貨ウォンの100分の1のデノミを行ったことは記憶に新しい。

表向きは、貨幣改革?
多くの日本人は、他人事だと思っている。
何のことか意味もわからない方もいる。

最近、ハイパーインフレで投資家の間で一躍有名になった
ジンバブエも米ドルと南アフリカランドを使って対応した。

今は、そのドルが危ない。

来年になれば「CDO」などの
証券化商品の償還期限が次々とくる。

それまでに、アメリカの住宅価格がV字回復しないと
何が起きるのか。

評論家と違う投資家ならば、ある程度想像がつく。

間違ってばかりいる評論家たちが「2番底懸念」などといっているで
「2番底」どころか、これから将来
「1番底」が来る可能性を否定できない。

わたしが、インドでたくさん走っているのを見た
スズキ(自動車)の経営トップが、少し昔のインタビューで

「少なくともわたしはそう思っている…」と景気の見通しに
慎重なコメントをされたことが印象に残っている。

(ただし、過剰流動性相場なので、株価は乱高下しやすい。)

「ハイパーインフレ」
「スタグフレーション」

これらの言葉が近づいてきている。

世の中、想像できることは起きる可能性がある。

答えは簡単です。
想像もできないことが起きるから。

(今日、あす起きることを書いていません。)

ハイパーインフレに備えるため

少し現物の金(ゴールド)を保有する。
買い方は、長期投資家の腕の見せ所です。
信用できる会社の純金積立でもよい。

(金の弱点については、今回は省略します。)

ハイパーインフレは、大災害のようなところもあるので
イラスト入りの防災マニュアルの備蓄食料をチェックする。

ハイパーインフレが続いても
6か月か1年くらいなので
嵐の去った後も価値の残るようなモノ(広い意味)を
それぞれご自分の判断で用意して、よい意味で隠しておく。

(個人的には、外貨投資には興味がありません。)

自己中心的な人とは、「表向き」のつきあいだけにしておいて
本当に助け合える仲間を作っておく。
親戚でもよい。仲良くしておく。

そして、自分に投資する。

などいろいろあるでしょう。


そろそろ
ハイパーインフレに対する
「備え」をしてもよいかもしれません。

もしかして、夫婦げんか中の方も
一時休戦して、万が一のハイパーインフレの相談をしてもよいでしょう。

ハイパーインフレに対する備えは、
くれぐれも慎重に準備したいものです。


「備えあれば憂いなし」


おしまいです。
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