今日のマーケットを振り返る? 11月25日

スケアクロウさん
スケアクロウさん
ポイント

 米国株式市場の急騰を受けて、日経平均株価も上昇したのですが、小幅だったという印象です。米国に比べると、前日の下げが小さかったことから、その反動も限定的だったようです。為替が多少の重石になりました。今日は米国が休日ということで、明日の日経平均株価は波乱のないスタートとなりそうです。

日経平均株価の動向

 87円高で寄り付いた日経平均株価は、すぐに上げ幅を縮め、10時頃には僅か8円高となりました。しかしその後は回復に転じ、後場寄り直後から上げ幅が加速しました。1時過ぎには93円高をつけましたが、再び大引けにかけて調整色が強まり、49.65円、0.5%高で終えています。



 前日に1.47%の急落を見せたあと、1.37%の急騰となったダウ平均株価に対して、日経平均株価は0,84%の下げに対して0.5%の上昇でした。谷が浅い分、山も低かったようです。

 加えて、ドル円の動きがマーケットに大きく影響したようです。スタート直後の円高への振れが、マーケットを押し下げ、2時過ぎからの再度の円高が利益確定の売りを誘ったと見ています。



 1.96%と堅調な上昇となった森精機のザラバの動きが為替の影響を示唆しています。

 

海外市場の動き

 アジア市場は全般に上げています。上海(+1.34%)、インドネシア(+1.18%)が1%を越える上げです。一方、下げたのはインド(-0.73%)。

 欧州市場も上げています。ドイツ、スイス、スウェーデンが1%を越える上昇となっており、アジア市場よりも強いという印象です。ただし、イタリア(-1.17%)、スペイン(-0.28%)が下げているのが目を引きます。財政懸念がくすぶっているように見えます。



 ただし、イタリアやスペインの株価は大きく下げた後落ち着きを取り戻しており、対ドルで一時ユーロ安が進んだ為替も落ち着きを取り戻しています。ドル円も、円安に振れた後戻しました。

 ということで、明日の日経平均株価は小動きでのスタートになりそうです。

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