ポイント
日経平均株価は下落したのですが、ザラバの動きは北朝鮮問題を全く苦にしないように見えました。米国の週間ベース新規失業保険申請件数がコンセンサスを下回ったことが好感されて、米国株式市場は好調なスタートです。明日の日経平均株価には追い風になりそうな様子です。
日経平均株価を振り返る
172円の大幅安でスタートした日経平均株価が、すぐに210円まで下げ幅を拡大しました。しかし、その後は急速に回復基調をたどり、11時前には50円安まで下げ幅を縮小しました。後場に入ってからが小動きとなり85.08円、0.84%安で大引けとなりました。
北朝鮮に関しては、いつもの「瀬戸際外交」という受け取り方であったようです。韓国の株価も同様な動きでした。
マーケットでは、内需株の一部に堅調な値動きをするものが見られました。ファーストリテイリングが3.58%の大幅高になっています。
米国マーケットの動向
今日は経済指標が豊富です。既に発表された10月の個人所得、個人支出はほぼコンセンサスどおり。10月の耐久財受注は事前予想を下回っています。しかし、週間ベースの新規失業保険申請者数が予想より少なかったことがマーケットに好感されたようです。
これから10月のミシガン大学消費者信頼感指数・確報値、10月の新築住宅販売件数、9月のFHFA住宅価格指数と経済指標の発表が続きます。
明日は感謝祭で休日、あさっては1時までということで、今日の市場参加者は少なく、出来高も薄いようです。そのため、マーケットの動きが激しくなる可能性が指摘されています。したがって予断は許さないのですが、とりあえず堅調なマーケットとなりそうです。
現在ダウ平均株価は89ドル高、ナスダックは30ポイント高と好調な値動きです。
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