11/3期は2桁の営業・経常減益となりそう
<株価は概ね妥当な水準と考える>
先行きの景況感が厳しくなってきた。11/3期受注は、期初の3,600億円(前期比7%増)から300億円減の3,300億円(同2%減)に下方修正した。11/3期は減益予想であり、続く12/3期もさほど高い利益の伸びが期待できる状況にない。株価は、10/3期の復配達成で一服感があり、指標面からは概ね妥当な水準と考えられる。
<上期は減収減益>
11/3期上期(4-9月)は、前年同期比1%減収、営業利益15%減、経常利益7%減、純利益が21%減だった。営業利益は8億円減少したが、コストダウン効果15億円、持分法利益21億円がプラスも販売管理費増21億円、売上減2億円のマイナスが勝り減益となった。
<受注環境に厳しさ、11/3期は営業・経常減益予想>
11/3期は、前期比10%増収も前期の反動で営業利益11%減、経常利益25%減と2桁減益となりそう。前の期ほどコスト削減効果が期待できないことに加え、営業外損益での持分法利益も追加が期待できない。(鹿野 昌宏)
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