私だけなのかが分かりませんが、株をやっている以上、株の事をついつい無意識の中で、ほかのでき事と連想してしまいます。
新聞を読むときも、テレビニュースを見る時も、ついつい株の値動きを考えてしまいます。損得に係る株と経済情勢を一緒に考えたとき、どうも客観的に、冷静に考えられなくなります。
いつか、「市況の動き=景気の動向」という観念から抜け出せなくなりました。
ですが、本来なら、景気が良くなると、株価も高騰するはずです。この考えはまず、問題ありません。
言いたいのはこの逆のパターンです。
つまり、「株価が高騰すると、景気も良くなる」という考え本当に大丈夫でしょうか?
NYダウを例にしてみましょう。
10月に入り、NYダウが連騰し始めました、そして、現在、リーマンショック前の水準の一歩手前まで回復しましたが、では、アメリカの景気もリーマンショックの一歩手前まで回復したのか?
たぶん、何方でも、この答えが知っていると思います。
結果、株が上がっていても、必ずしも景気が良くなるとも言えませんね。
株や市況の値動きは経済データと連動していて、そのデータは自然に出すデータも有れば、人為的に作り出したデータも有ります。
個人投資家にとって、データの真偽性を見極める必要があるのではないでしょうか?
そして、自身の損得に係る株と客観的な経済動向を分けて、考えたらどうでしょうか?