債権先物をしたことがないので債権は除外するとして・・・
株、為替証拠金取引、商品先物取引を比べて
ボラティリティーが小さい順に
為替<商品<<<<株
レバレッジが大きい順に
為替<<商品<<<株
おしなべてこんなかんじ
これはよい悪いの問題とは異なる。
ボラティリティー大きいほうが大きな損益が発生する可能性が高い。
レバレッジが大きいほど1枚あたりの維持証拠金が小さくてすむというだけの話。
各々好みや得て不得手や手持ちの流動性のある余剰資金などに応じて任意の1つ、或いは複数を選択してやればいいだけの話。
たまに商品取引や為替証拠金取引が株と比べてハイリスクハイリターンだというような論調を見かけるが私にしてみれば取引の仕組みをよく理解していない人で、資金管理というものを理解していない人のたわごとにしか聞こえない。
たとえば・・・金の先物取引を例に挙げると
本日の当限(納会間近の限月)が1グラム2545円。
1枚(最小の取引単位)あたり1キロの取引だから丸代金を考えれば2,545,000円必要なのだが、これがたったの4%にも満たない90,000円の証拠金で建て玉が可能なのだ。
信用取引をやったことがある人ならばこれがどれだけすごいことか理解できるだろう。
で、ココからが信じがたいがよくある被害話を見ると200万くらいしか預託してないような人が平気で20枚とか建て玉しちゃうのだ。
嘘だと思うならば商品先物取引の苦情や紛議関連の記事をいくつか検索してみるといい。もっと信じがたい事例が見られるから。
先ほどの今の金のケースならば手数料を無視してわずか5%未満の100円の値動きで無一文になってしまう。
為替だと取引する会社によっても異なるが、100倍以上、400倍とかのレバレッジで建て玉可能な会社もあるようだ。
チャートを見ればわかることだが為替は単年だけならまだしも毎年毎年ある通貨ペアが30%以上動いたりすることはめったにない。商品も同様(まあ2001年以降デフレからの脱却のためかそうでもない銘柄が複数あったがあくまで一般論として)。
株の場合、個別銘柄の事情によってはこれらと同様の銘柄も少なくない。全体から見れば少数になるのだろうが逆に銘柄によっては何倍、何十倍にもなってしまった銘柄もあれば10分の1、1000分の1になってしまった銘柄もある。
別に株がハイリスクだといいたいのではない。
単にやり方、特に資金の管理のしかたもわきまえずにやることが危ないと言いたいだけだ。
だからそこらへんに転がってるやたら投機や投資を危険視する人に対して大いに思うところがあるわけですが・・・
こんなところでクダ巻いてても仕方ないなw