QE2以降、世界経済は再び沈静化になるだろうと思いきや、アイルランド・ポルトガルなど一部のEU国は財政危機再燃しました。
そして、世界経済は再び、混迷になっています。
そもそも、アイルランドやポルトガル問題がなぜ、このタイミングなのでしょうか?
G20では、過度な為替変動に監視、通貨安競争を回避へという結論を改めて考えなければなりません。
G20の結論でいえば、G20諸国は為替介入を封じこめる事になるのですが、
実際に、通貨安競争が水面上でやると、世界秩序が乱れるから、みんな水面下でやりましょうという結論だろう。
いままで、ドルの独歩安で、EU諸国の産業にダメージを与えましたが、
今回のEU信用危機の再燃をきっかけ、ユーロの独歩安に入りました。
よ~く考えたら、昨年後半から、今まではまるで、EUとアメリカの綱引き劇でした。
アメリカのQE1→ギリシャショック→QE2→アイルランド・ポルトガル信用危機
結果的にいえば、アメリカもEUの株価が大幅上昇しましたが、どちらも、景気回復が遅れることになりました。
恐らく、綱引きはこれからも続くでしょう。
が、もしかして、中で一番度外視された日本は最大の被害者かもしれません。