SiGe夫さんのブログ
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What's different? 酒とタバコと蒟蒻ゼリー
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101117-00000054-jij-soci
兵庫県で起きた、蒟蒻ゼリーをのどに詰まらせて死亡した男児の遺族がマンナンライフを相手に起こしていた訴訟で、遺族の訴えを棄却する判決が出た。
事件の実態を知る由もないが、傍から見れば、
・・・うん。そりゃ、そうだよね。
という意見が世論の多数を占めているのだが、ところがどっこい、よくよく記事を読むと、トンデモ内容だった。
裁判長曰く
「こんにゃくゼリーの硬さや水に溶けにくいことなどは、こんにゃくの特性であり、ゼリーの欠陥ではない」
というのが棄却の理由だそうだ。
・・・恐ろしい。
この事件では、「保護者の監督不行届き」という議論は対象外なようだ。
それどころか、姫路地裁は被告であるマンナンライフに対し、和解を勧めている。
「和解」といえば聞こえはいいが、皆さんもご存知のとおり、このような事件の場合被告にとっては「和解」に応じることも「敗訴」も全く変わりはない。
被告が和解に応じないのは当然だ。
Q. 1歳になる私の子供が蒟蒻ゼリーをのどに詰まらせて死んだ。製造元は慰謝料を支払うべきだ。
A. 蒟蒻ゼリーはゼリーではなく蒟蒻だから却下。
なんかもう異次元の会話になっている。
このような根拠で棄却されてしまう点においては、流石に遺族に同情せざるを得ない。
冗談のような、冗談じゃない話です。
ちなみにこの論法をタバコに適用すると、
Q. タバコを吸ったら肺癌になった。製造元は慰謝料を支払うべきだ。
A. タバコはタバコなので原告の勝ち。
こうなる。大丈夫なのか、この国の司法は?
そんなことはメーカーに文句を言うのではなく保険会社を相手にやってくれ、というツッコミが日本中から入りそうだ。
いっそのこと、蒟蒻ゼリー保険、なるものでもつくってみたらいかがですか?
第一生命さん。
さてそのタバコなのだが・・・(続く)
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1件のコメントがあります
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旧猫さん2010/11/19 10:50今朝のニュースでコンビニからタバコだけを大量に盗む空き巣がでてきたそうです。重量あたりの価値は急上昇してますからね
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