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スケアクロウさん
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 明朝(15日)午前7時に、FXブログ「野村雅道と楽しい投資仲間達」に私の投稿記事「QE2後のマーケットを考える(その2)」が掲載されます。お時間があるようでしたら、是非ご参照願えればと存じます。

 内容的には、このブログに11日に掲載した「日米株価乖離とドル円」とほぼ同じ内容になっています。

 日経平均株価は2週連続の上昇となり、楽観的なムードもあるのですが、やはり為替の動きが気になっています。

 先週金曜日の大引け後に急速に進んだ円高は、その後円安に戻しているため、とりあえず一安心なのですが、気は許せないと考えています。

 先日、国際通貨研究所の算出したドル円の購買力平価が輸出価格ベースで1ドル70円を切って60円台に入ったと指摘しました。



 正直なところ、そのようなレベルの円高はさすがにないだろうと考えていました。

 ところが、9日にコマツの坂根正弘会長のお話を聞く機会がありました。

 会長によれば、円高で確かに大変ではあるのですが、米国の競合相手も30%近くの外注部分を日本に依存しているので、実質的には為替による日米の競争力の格差はそれほど大きくないそうです。

 この外注部分も考慮して、日米の製品競争力を勘案すると、小松の場合は1ドル70円までは何とかなるということでした。

 10月25日に開催された日経フォーラム「世界経営者会議」で東芝の佐々木則夫社長が「さらなる円高に備えて、1ドル70円を想定した経営体制を進める」と表明されたことも考え合わせると、1ドル70円の購買力平価というのが現実離れした数字ではないように見えてきました。

 余談になりましたが、円高が終わり、基調が円安に転じたと見るのは時期尚早だろうと思います。警戒を緩めずに臨みたいと考えています。

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本文中で使用しているデータやグラフ類は主に次の各社の公表しているものにお世話になっております。経済産業省、内閣府、日本銀行、東京証券取引所、CME GROUP、CBOE,CNN MONEY、MSN MONEY、アット・ニフティ・ファイナンス、Yahoo!ファイナンス、サーチナ、ゴールデン・チャート、外為どっとコム
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