NGTNさんのブログ
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今日の相場 -12/19-
∇ダウ:13,232.47(+65.27) ナスダック総合指数:2,596.03(+21.57) S&P500:1454.98(+9.08)
ECBが大規模の資金供給を行ったことが好感されたようですが、まあテクニカルな反発でしょう。11月米住宅着工件数は市場予想とほぼ一緒でしたが、予想自体が低水準ですので、まだまだ住宅市場の調整は必要だと思います。日本やアジア市場もそうなんですけど、為替や原油が落ち着いていることもあり、個人的にはここ2週間くらいの株式市場の上げ下げはたいして意味のある動きだとは思ってないです。商いが薄い中での様子見のボックス相場ってことでしょう。年明けからの動きが重要だと思います。
・欧州主要中銀、年越し資金を大量供給=ECBは57兆円
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2007121900011
・11月の米住宅着工件数、前月比3.7%減
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20071219AT3K1800I18122007.html
∇日経平均:15,030.51(-177.35) TOPIX:1,456.79(-12.98)
前場は値を保っていましたが、後場にかけて崩れていきました。日経平均はこれで6営業日続落ですね。先物には、JGB先物とのペアトレードが入っている感じです。現物には節税売りも出ているのかもしれません。
・新日鉄・住金・神戸鋼、相互に株式追加取得へ
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-29433520071219
・米金融・債券市場展望=FRBの資金入札の結果に注目
http://jp.reuters.com/article/domesticEquities/idJPnJS806607020071219
∇みんかぶプチセミナー第5回
http://minkabu.jp/special/0001/
瓜生さん、太ったような・・・。それはおいといて、今回もあれ?と思うところがいくつかあります。
・信用売りが増えて株価が下がることはあまりないです。大抵は、株価が下がると信用買いが増えていき、下落角度が急になって最終局面では信用買いが減って信用売りが増えて出来高も急増してセリクラになって反発ってパターンが多いですね。上がり始めると、今度は信用買いが減って信用売りが増えることが多いです。
ヘッジファンドなどが、貸し株市場で株を調達してそれを売ることにより株価が下落することはあるけど、それは日証金や大証金の信用売りの数字には出てこないので、まあ実際の手口はわからないです。大量に調達すると5%ルールで大量保有報告書が出て、「売る気だな」ってのがわかることはあります。保有目的が「有価証券関連業務の一部としてのトレーディング・有価証券の借入等」などになっているやつがそれです。
8月と11月の下げ相場の私の解釈。
・8月は、ヘッジファンドの破綻や解約売りの影響が大きかったのでは。CDO、ABS価格の急落で担保不足になったり、ネガティブなニュースが続いたり基準価額が下がったりで投資家からの解約殺到して、強制手仕舞いの売りが出たんだと思います。あとは、現物に対しての先物へのヘッジ売り。それで裁定解消売りや個人の投げを巻き込んで落ちていったのだと思います。強制手仕舞いとパニック的な売りでスパイラル的に下げていった感じで、純空を入れてたところもあったでしょうけど、それがメインプレイヤーとは思えないので、その影響は少なかったと思います。
以下、裏づけ作業。急落した8/17の週について。
日経平均先物の週間での投資主体別売買動向。8/17の週は外国人は買い越し。裁定解消に伴う先物買戻しと相殺されたのだと思う。当時の証券会社別の建て玉推移を見ると(自分でエクセルに記録してるのを確認)、ドイツ証券が8/17の週に大幅に売りこして、翌週に大きく買い越し。これが、先物への売り仕掛けなのかヘッジ売りなのかはわかりませんが、過去の手口からだとドイツ証券の手口はそんなに投機的じゃないんですよね。
http://www.ose.or.jp/ftp/tousi/Tousi_DV_W_20070823.pdf
http://www.ose.or.jp/ftp/tousi/Tousi_DV_W_20070830.pdf
投資主体別売買動向。8/17の週(8月第3週)は外国人大幅売り越し。現物への空売り(貸し株売り)なら、翌週に買い戻して反発なはずですが、翌週は小幅買い越し。
http://www.traders.co.jp/stocks_data/data/investment/investment_3.asp
信用残推移。8/17の週は、信用売り、信用買いともに大幅減少。信用売りが入って下げたわけではない。
http://www.traders.co.jp/investment/margin/transition/transition.asp
・11月は、主にファンドの期末に伴う解約売り。あと10月からCDOなどの格下げが相次いで、ヘッジファンドなどの保有しているものの評価額が下がって、またそれで担保不足で売りってのもあったと思う。あと、株先物売り/債券先物買い/ドル売り/原油・金先物買い/って戦略をとっているヘッジファンドの影響もあったと思います。
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「業種勉強会」コミュ
四回目「化学」調査報告出ました。Tanpanさん、ありがとうございます!
http://minkabu.jp/groups/topic/show/2860
http://minkabu.jp/groups/topic/show/2861
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ECBが大規模の資金供給を行ったことが好感されたようですが、まあテクニカルな反発でしょう。11月米住宅着工件数は市場予想とほぼ一緒でしたが、予想自体が低水準ですので、まだまだ住宅市場の調整は必要だと思います。日本やアジア市場もそうなんですけど、為替や原油が落ち着いていることもあり、個人的にはここ2週間くらいの株式市場の上げ下げはたいして意味のある動きだとは思ってないです。商いが薄い中での様子見のボックス相場ってことでしょう。年明けからの動きが重要だと思います。
・欧州主要中銀、年越し資金を大量供給=ECBは57兆円
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2007121900011
・11月の米住宅着工件数、前月比3.7%減
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20071219AT3K1800I18122007.html
∇日経平均:15,030.51(-177.35) TOPIX:1,456.79(-12.98)
前場は値を保っていましたが、後場にかけて崩れていきました。日経平均はこれで6営業日続落ですね。先物には、JGB先物とのペアトレードが入っている感じです。現物には節税売りも出ているのかもしれません。
・新日鉄・住金・神戸鋼、相互に株式追加取得へ
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-29433520071219
・米金融・債券市場展望=FRBの資金入札の結果に注目
http://jp.reuters.com/article/domesticEquities/idJPnJS806607020071219
∇みんかぶプチセミナー第5回
http://minkabu.jp/special/0001/
瓜生さん、太ったような・・・。それはおいといて、今回もあれ?と思うところがいくつかあります。
・信用売りが増えて株価が下がることはあまりないです。大抵は、株価が下がると信用買いが増えていき、下落角度が急になって最終局面では信用買いが減って信用売りが増えて出来高も急増してセリクラになって反発ってパターンが多いですね。上がり始めると、今度は信用買いが減って信用売りが増えることが多いです。
ヘッジファンドなどが、貸し株市場で株を調達してそれを売ることにより株価が下落することはあるけど、それは日証金や大証金の信用売りの数字には出てこないので、まあ実際の手口はわからないです。大量に調達すると5%ルールで大量保有報告書が出て、「売る気だな」ってのがわかることはあります。保有目的が「有価証券関連業務の一部としてのトレーディング・有価証券の借入等」などになっているやつがそれです。
8月と11月の下げ相場の私の解釈。
・8月は、ヘッジファンドの破綻や解約売りの影響が大きかったのでは。CDO、ABS価格の急落で担保不足になったり、ネガティブなニュースが続いたり基準価額が下がったりで投資家からの解約殺到して、強制手仕舞いの売りが出たんだと思います。あとは、現物に対しての先物へのヘッジ売り。それで裁定解消売りや個人の投げを巻き込んで落ちていったのだと思います。強制手仕舞いとパニック的な売りでスパイラル的に下げていった感じで、純空を入れてたところもあったでしょうけど、それがメインプレイヤーとは思えないので、その影響は少なかったと思います。
以下、裏づけ作業。急落した8/17の週について。
日経平均先物の週間での投資主体別売買動向。8/17の週は外国人は買い越し。裁定解消に伴う先物買戻しと相殺されたのだと思う。当時の証券会社別の建て玉推移を見ると(自分でエクセルに記録してるのを確認)、ドイツ証券が8/17の週に大幅に売りこして、翌週に大きく買い越し。これが、先物への売り仕掛けなのかヘッジ売りなのかはわかりませんが、過去の手口からだとドイツ証券の手口はそんなに投機的じゃないんですよね。
http://www.ose.or.jp/ftp/tousi/Tousi_DV_W_20070823.pdf
http://www.ose.or.jp/ftp/tousi/Tousi_DV_W_20070830.pdf
投資主体別売買動向。8/17の週(8月第3週)は外国人大幅売り越し。現物への空売り(貸し株売り)なら、翌週に買い戻して反発なはずですが、翌週は小幅買い越し。
http://www.traders.co.jp/stocks_data/data/investment/investment_3.asp
信用残推移。8/17の週は、信用売り、信用買いともに大幅減少。信用売りが入って下げたわけではない。
http://www.traders.co.jp/investment/margin/transition/transition.asp
・11月は、主にファンドの期末に伴う解約売り。あと10月からCDOなどの格下げが相次いで、ヘッジファンドなどの保有しているものの評価額が下がって、またそれで担保不足で売りってのもあったと思う。あと、株先物売り/債券先物買い/ドル売り/原油・金先物買い/って戦略をとっているヘッジファンドの影響もあったと思います。
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「業種勉強会」コミュ
四回目「化学」調査報告出ました。Tanpanさん、ありがとうございます!
http://minkabu.jp/groups/topic/show/2860
http://minkabu.jp/groups/topic/show/2861
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でも場所柄、生臭い話は出来ないでしょうし、あれはあれで良いのかも知れません。
こんばんは。信用取引などの需給データの仕組みを知ることは大事ですが、そのデータのパターンは実際の相場から読み取って経験を積んでいくしかないでしょうね。
1ヶ月相場から離れていましたが、1ヶ月前にはもうしばらくしたらスッキリした相場になるだろうと思っていたところ、ますます混迷を極める下落相場になってしまっていますね。まあ、誰のせいでもないのでしょうけれど、ショートでとっている人以外はみんなモヤモヤ感でいっぱいでしょうか。
NGTNさんのように情報収集能力と分析能力に長けている人はこんな相場でも冷静に見ていられるのでしょうけれど、一般の個人投資家は右往左往でしょうね。私もそろそろ右往左往、オロオロ組に参加しようと思っています。それとももうしばらく寝たふりをしているほうがいいのかな、悩んでしまいますね。
寝たふりもできない事情があると・・・
こんばんは。相場で利益を上げることが目的なら、わからない相場は参加しない、でいいんじゃないでしょうか。相場に参加することが目的なら参加すればよいと思います。私はまだまだ稼ぎたいので、最善を尽くして情報を集めて分析して勉強してトレードし続けるつもりです。
シャルドネ。さん、
こんばんは。休むも相場は、個人投資家の特権ですからね。
ここに反応してしまいました(^^ゞ
この後の信用の記述わかりやすかったっす(^_^)/
相場を見てる人から言うと
やっぱり違う部分もおおいんですね。
まだまだ私は勉強が足りないっすからね(^^ゞ
こんばんは。信用取り組みの傾向は、その時の相場つきによっても少しずつ違いますし、銘柄によっても少しずつ違うのですが、私が見てきた経験からですと、まあ大体そんな感じかなと思います。私は実戦で経験を積み上げるしかできないですから。