ＮＴＴが堅調・自社株消却発表が手掛かり

[agawaさん]

ＮＴＴ（９４３２）が堅調。９日引け後、発行済み株式数の７．９７％にあたる１億２５４６万１８３３株の自己株式を１１月１５日に消却すると発表した。すでに５月１４日に、保有する自己株式全数を２年度に分けて消却すると発表しているが、全体相場の地合い好転もあり、改めて手掛かり材料となっているようだ。

消却で株数が減少するため、政府にＮＴＴ株を売却する余地が生まれるが、三浦惺社長は府の保有株放出について「現時点で具体的な話はない。放出することになれば自社株買いで応じる」と述べたと日本経済新聞で報じられており、流通株数増加に対する懸念は後退したという。。

また、第２四半期の決算（米国会計基準）を発表すると同時に、通期の業績予想を修正した。１１年３月通期の連結営業利益は１兆１８００億円予想（前回予想１兆１６５０億円）。税引前当期純利益は１兆１５００億円（前回予想１兆１５５０億円）。連結純利益は修正なし。５０００億円予想。地域通信事業を中心としたグループ全体の増益努力により、営業利益は上方修正。

ＮＴＴの株価は９時２１分現在３８６０円（△１１０円）。
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