ポイント
10月の米国雇用統計が強い数字であったことをきっかけに、対ドルで円安に振れたことが、今日の日経平均株価の寄り付きを押し上げそうです。9,700円の近辺での寄り付きを想定しています。しかし、ザラバでさらにマーケットを押し上げる明確な要因が見えません。先週の大幅な上昇からの反動の可能性もあり、高く寄り付いた後は、警戒態勢で臨むつもりです。
今日の日経平均株価は?
先週金曜日のCME日経先物価格(円ベース)9,700円の近辺を今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。
高めの寄り付きの背景は為替。10月の米国雇用統計をきっかけに、ドル高円安方向に進んだことが大きく影響しているようです。
ただし、ザラバは要注意と見ています。
ドル円5分足を見ると、多少ドル安円高気味にスタートしています。今後の動きは予断を許しませんが、少なくとも一段の円安への動きは期待しにくいようです。
したがって、高く寄り付いたマーケットをさらに引き上げる明確な要因が見えません。
しかも、先週は1週間で4.6%と急騰していますので、その反動も警戒する必要がありそうです。
今日は午後2時に9月の景気動向指数速報値が発表されます。決算は170社ほど。三菱マテリアル、住友金属鉱山、DIC、ローム、大日本スクリーンなどが含まれています。
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FXブログ「野村雅道と楽しい投資仲間達」に私の投稿記事「QE2後のマーケットを考える」が掲載されています。お時間が許すようであれば、是非ご参照ください。
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