10月の米国非農業部門雇用者数は15万1千人の増加となり、コンセンサスであった6万人の増加を大きく上回りました。失業率は9.6%とコンセンサスどおりとなっています。
大きく改善した雇用統計をきっかけに、GLOBEXのダウ先物価格はマイナスからプラスに転じてきました。現在は+18ドルでの推移です。
ドル円はドル高円安に振れています。
好調な雇用統計が歓迎されているように見えます。
しかし、個人的には、マーケットがQE2(量的金融緩和政策第2弾)を評価して上昇してきたわけですから、強い雇用統計はいささか具合が悪いのではと考えています。好調さを示す経済指標はQE2の大義名分に汚すことになりかねないからです。
その意味で、単純に好調な経済指標に喜ぶ動きは多少理解に苦しむところです。
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