ソニー(6758)が軟調。通期の業績予想を上方修正したが、前提となる為替は1ドル=83円前後としている。現在既に前提レートより円高となっている上、今後の円高への警戒感は強く、売りが先行している。
同社は29日引け後、第2四半期の決算(米国会計基準)を発表すると同時に、通期の業績予想を修正した。11年3月通期の連結営業利益は2000億円予想(前回予想1800億円、前期318億円)。連結純利益は700億円予想(前回予想600億円、前期408億円の赤字)。
下半期の前提為替レートは1ドル83円前後、1ユーロ110円前後。
また、同社が20%を出資するメトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)が近く、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請する見通しとなった。ソニーはすでに損失処理を終えており「収益への影響はない」としているという。日本経済新聞が報じた。
ソニーの株価は9時21分現在2639円(▼51円)。
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