隆タオルさんのブログ

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役に立つ?かもしれない本

新書系でよくある
「○○に必要なたった5つの習慣」とか「あなたはなぜ○○なのか」とかいう
本は唾棄すべきものだと思うが、そんな私でも相場関連の本はたまに読む。
今まで読んだ中で、「これは!」と思った本をいくつか上げていこう。
ただしそれで勝てるかどうかはわからない。

・マーケットの魔術師シリーズ
アメリカのトップトレーダーのインタビュー集。
相場を始めたいが、何から勉強すればいいか悩んでいる人におすすめである。
自分の方向性を探しているならこれを読もう。ただし1,2巻まででいい。

・先物市場のテクニカル分析
テクニカル分析の基礎、応用を学べる。テクニカル分析の考え方に
疑念をもっている人はまずこれを読もう。きっとあなたの誤解を解いてくれる。

・シュワッガーのテクニカル分析
テクニカル分析の実践、応用編。具体的な戦術、リスク管理体制が紹介されている。
「先物市場のテクニカル分析」と併せて読むといい。

・ソロスの錬金術
いわずと知れたファンド王ソロスの本。ソロスの主張する「再帰性」が概観できる。
とはいえ私的には、「再帰性」の詳細よりも、ソロスのトレード日記が楽しく読めた。

・投資苑
資金管理、メンタル管理、システム構築の方法などが詳しく書かれている。
基本的にはこれ一冊でいいかもしれない。

・魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門
超短期取引嗜好の人にお勧め。あまり出回っていないパターン分析が学べる。
ただし高い。図書館にあったらラッキーな本。なお、為替に使えるかどうかは
検証中である。

・マンキュー経済学
もう一度経済学を学びたい人に。なぜこれを大学生の時のテキストにしてくれなかったのか。

・市場の神々
日本の大物ディーラー、堀内昭利さんの自伝。外銀ディーラーの栄枯盛衰(失礼!)
が軽い文体で読める。負け続けている時に読むと勇気がわく。つくづくディーラーは
因果な商売だなと思わざるをえない。(ところでこの本に出てくる「板前」というのは
大前雅生さんなのだろうか。そして西村というのは……)

・チャーリー中山の投資哲学と堀内昭利の相場戦陣訓
同じく大物ディーラー、チャーリー中山さんと堀内さんの共著(編者は長尾数馬さん)。
チャーリー中山さんはほとんど表に出てこないので、こういう本は貴重だ。

・欲望と幻想の市場
投機王リバモアの半自伝的小説。なにもいわないからこれを読もう。
1ページごとに溢れる相場金言は1行足りとも読み逃せない。絶対お勧め。

・通貨烈々
プラザ合意前後のドル、円の歴史が書かれている。

・富の興亡
行天さんとボルカーさんの共著。ブレトンウッズ体制から見るドル、円の歴史。
通貨烈々と併せて読もう。大局を掴みたいのならこれだ。

とりあえず以上。現在は「欲望と幻想のドル」を読んでいる。
他にも色々と読みたいので、もしお勧めがあったら、どなたか教えてくださいな。
2件のコメントがあります
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    隆タオルさん
    2010/10/29 19:52
    >高野さん

    お、やはり一通り高野さんも読まれているのですね。
    私が食わず嫌いなだけかもしれませんが、トレードの技術的な
    側面では海外の著作にかなうものはないと思います。
    (日本のはどうも「1万円を100万円に!」的なものが多くて……)
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