TIW藤根 靖晃さんのブログ

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【キヤノン】10/12期利益計画を上方修正。…

10/12期利益計画を上方修正。円高下でも2桁の営業利益率を維持

<株価上昇を予想する>
TIWでは株価上昇を予想する。円高による為替影響が懸念されたものの、結果はコスト抑制などの取り組みの方が勝り、TIW想定を上回る10/12期の利益計画上方修正となった。主力のオフィス事業のほかカメラ事業など需要は拡大基調が続いており、現在の株価は評価不足の感が強いと考える。
<円高下でも3四半期連続で11%台の営業利益率を確保>
10/12期3Q累計(1-9月)業績は売上高2兆6,390億円(前年同期比17%増)、営業利益3,047億円(同2.4倍)となった。為替影響もあり10/12期計画は売上高では400億円下方修正したが、コスト削減や生産性向上の取り組みが奏功した結果、営業利益では逆に300億円上方修正した。なお、需要が弱まった訳ではなく、台数ベースでは複写機、LBP、デジタルカメラ共に通期見通しを上方修正している。四半期別では3四半期連続で11%台の営業利益率を確保。産業機器事業も半導体市況の好転もあり遂に9四半期ぶりに営業黒字化。円高下でも高水準の利益率を維持している。
<TIW業績予想を見直した>
決算説明会を踏まえ、TIWでは10/12期修正計画を妥当と判断した。四半期決算毎に各事業のほとんどの需要台数見通しが上方修正されているため、11/12期も拡大基調は底堅いと見て売上は増額修正したが、営業利益は円高基調のため据え置いた。円高下でも11%台の営業利益率が続いており、11/12期も利益率の維持は可能と見る。リスク要因は円高長期化による業績悪化、オフィス事業の需要再低迷、など。(高辻 成彦)

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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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