ひとりごと日記です。
日本では、デフレが続いていると言われている。
「デフレって何?」
「インフレとデフレとは、ちょっと違うの?」
と思う投資家は、お調べください。
ショッピング街では、
SALE SALE SALEといった英語をよく見かける
夏に行った韓国でも、
SALE SALE SALEだった。
デフレのような感じ…
日本は、賃金も上昇しないので
マイナス効果が大きい。
少子高齢化問題は、日韓ともに共通の悩み。
アメリカやヨーロッパでも
デフレの噂がある。
「日本のデフレ」は、構造的な問題があるようだ。
1989年のバブル崩壊後の
土地と株の暴落のマイナス効果は大きい。
ゴルフ会員権をバブルの時に買った人は、
実感としてわかると思う。
外国人も買わないのでトコトン安いところもある。
ゴルフをよくプレーする人ならばよいのですが…
バブルの時に投資をされて損をした。
損を取り戻したいと思って
また投資して、
さらに損を増やしている人もいる。
値段が安いからと思って投資する。
値段だけを見て投資するのは、
正しくは、投資ではなく、投機です。
…
ドイツなどでは、先進国向けの輸出が多いが(含むユーロ圏内)
日本は、新興国や発展途上国向けの輸出が多い。
新興国は、経済発展したと言っても
賃金水準は、先進国よりも低く、購買力も低い。
(富裕層は除く)
賃金コストやモノの値段は、日本よりもかなり安い。
(外国人旅行客向けのところは除く)
日本の輸出企業は、
中国の人件費の上昇や地政学リスクを察知すると
さらに低コスト賃金の東南アジアなどで
モノを作ったり、組み立てたりしている。
たとえば
ブラックボックスだけは、日本で作り
簡単な組み立て作業は、ベトナムの工場で行い
そして日本に輸出されるなど。
日本は、たちの悪い(問題の解決がむずかしい)
少子高齢化問題などもあり
国内消費は、なかなか伸びない。
自動車も家電も日本国内だけでは、
十分な収益を上げることができない。
輸出企業は、売上を伸ばすため海外に輸出する。
グローバル化をさらにすすめるため
そして、新興国、途上国に輸出するため
コストを下げる必要がある。
コストを下げないと、新興国や途上国の
「ある程度」購買力のついている人たちに売れない。
これからも安い労働力を利用するだろう。
(賃金の安いところ安いところに行く。)
新興国や途上国への輸出を増やせば、増やすほど
モノの値段が安く(デフレ)になる。
その理由もあり、日本人の平均的な賃金は上昇しない。
ベトナムに行って来た人に、
ベトナムの給与水準を聞くと
その安さに驚く!
多くの人が、身近に感じているデフレと
肌で感じている賃金が上昇しない理由を
再認識したいと思う。
デフレの意味を復習してもよいと思う。
「どうして日本は、デフレと言われるの~?」
しかし、
もっと正確に書けば、(繰り返しになりますが)
世界は、インフレの兆候がある。
本当のデフレならば、貴金属価格や
石油、穀物価格も上昇しません。
メディアや中途半端に賢い人がデフレと言っていた。
アメリカのFRB(連邦準備制度理事会)が
デフレとアナウンスしたら、
アメリカでもデフレと言ったりする。
日本では、円高で緩和されているので、
感覚的にはわかりづらいかもしれません。
いきすぎた円高も困りますが、円安はもっと怖い。
国際商品価格が急上昇している中で円安になると
海外からの輸入と関係する「モノ」の価格が上昇する。
ドーナツの穴が大きくなることになる。
今の日本の経済状況で「スタグフレーション」になると
労働賃金が減少する中で物価上昇が発生し、
「お金の価値」が低下するので生活がより苦しくなる。
為替水準は、円安でも円高でもない
心地よい水準がよいでしょう。
長期投資家は、「クリティカル・シンキング」が必要だと思う。
「常識を疑う」ことも必要かもしれません。
(個人的な考え)
足元の日本のことがわからないと
世界のこと、そしてグローバル化した投資のことを
理解するのは、簡単ではないでしょう。
企業にとっても緩やかなインフレがうれしい。
おしまいです。
PS.
金(ゴールド)、世界経済の専門家
豊島 逸夫先生の言葉に長期投資のヒントがあると思う。
(直近の田中貴金属工業の冊子より引用)
筆者(豊島氏)がトレーダー時代には
決算期のない個人が実に羨ましく思えたものだ。
あと2週間持ちこたえれば、なんとかなるのに…と
(トレーダーは、待てないが
個人投資家は、「正しい」判断をすれば待てる。)
(個人投資家の最大の武器は、「時間軸」です。)
2010年に円を買い上げているのは、もっぱら雨宿りマネーである。
ドルもユーロも信用できないから円の軒先を借りている。
円を長期に安心して持てる状況ではない…
くわしくは、冊子をご覧願います。