EVMSとは、アーンドバリュー・マネジメントシステムの略称。
その他にもEVT(アーンドバリュー・テクノロジー)とも呼ばれる。
EVMSはプロジェクトの進捗状況をコストとスケジュールの両面から捉え
数量的且つ統一して把握するための手法。
http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/evms.html
EVMSを理解し、使いこなすには色々な用語も覚える必要があります。
まず今回は、基本となる3つの値についてまとめます。
PV(PlannedValue)
計画価値:所定の期間内で、当該作業に割り振られた予算(金額)のことを指します。
たとえば、Aというモジュールを作るのに20万円かかると見積もり、承認されていれば
その20万円がPVとなります。
AC(ActualCost)
実コスト:所定の期間内で当該作業を完成させる為に要した実際の費用(金額)のことを指します。
たとえば、前述Aというモジュールを作るのに15万円かかったとしたら、その15万円がACです。
EV(EarnedValue)
アーンドバリュー:進捗報告を行う『時点』における当該作業の成果物を金額で示したものです。
たとえばAというモジュールがまったく出来てなければ0円、全て出来ていれば20万円がEVとなります。
ただ、ここで問題なのが、途中経過をどのように金額で示すかという点。
この点については、また別の回に記載します。
まずはこの3つを抑える事が重要ですね。