米国マーケットを振り返る 10月14日

スケアクロウさん
スケアクロウさん
 今日は寝坊のため、米国マーケットの動向について遅れてのご報告です。

米国マーケットを振り返る

 ダウ平均株価は1.51ドル、0.01%の小幅反落となりました。



 週間ベースの新規失業保険申請件数が予想よりも増え、8月の貿易赤字が拡大するなど、弱い経済指標が目立ったのですが、その影響は限定的でした。

 ところが、11時を回ると停滞色が強まり3時頃には72.54ドル安をつけています。素材関連株などに利益確定売りの動きがあったようですが、差し押さえ住宅物件の売却停止で住宅ローンの回収遅延が懸念される銀行株の停滞もダメージになったようです。JPモルガン・チェースの株価が2.81%下落しました。



 3時から大引けにかけての戻りには明確な牽引役が見えないのですが、FRBの追加的金融政策に期待する楽観的なマーケット心理が復活したように見えます。VIX指数を見ると、大引けにかけての急速な低下が目を引きます。



 大引け後には、グーグルが23%増収、32%増益という、四半期ベースで過去最高となる決算を発表しました。これを受けて、0.44%下落して終えていた株価が引け後の時間外取引で8.96%の急騰となっています。

 グーグルの決算を反映して、GLOBEXのナスダック100指数も8.75ポイント上昇しています。グーグル効果が鮮明です。



日経平均株価について一言

 米国株式市場の小幅反落の影響もあって、32円安で寄り付いた日経平均株価は9時半過ぎには103円まで下げ幅を拡げました。

 その後は多少持ち直して、前場は68.80円安で終えています。

 想定より弱めの展開です。

 米国市場での銀行株の低迷に、自己資本強化のための増資に対する懸念が重なって、金融セクターの基調の弱さが目立ちます。

 加えて、前日に急速に進行した対ドル円高で膨らんだ為替介入への期待が、その後の円安方向への揺り戻しで萎んでしまった失望感も影響しているのではと個人的には考えています。

 後場は、グーグル効果で米株先物に堅調な動きが見込めそうである半面、週末の手仕舞いの動きに多少注意しようと考えています。

もう一言

 今日はこれから外出します。

 帰宅は夜遅くになりますので、なるべくご報告が出来るように努力はしますが、明朝になる可能性もあります。

 よろしくお願いいたします。

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