いつも為替の動きはに泣かされていますが、また為替です。
対ドルで円高が急速に進んでいます。
ところが、日経平均株価は大きく上昇しています。為替介入を催促する動きとの判断が背景になっていると見られます。
為替介入はあくまでも当局の判断によるものですから、合理的な予測はできません。
個人的な見方ですが、為替介入はないような気がしています。
理由はいくつかあるのですが、一番気になるのは、安定していたドル円が株式市場開始と同時に動き始めていること。しばしば見られる現象ですが、かなり作為的な匂いがします。マーケット終了と同期に再び円安に戻す動きもしばしば見られるところです。
対ユーロで見ると、円高の動きは決して顕著なものではないようです。
実質実効為替レートで見ても、極端な円高とは言い難い水準です。
G7が終わり、為替介入がしやすくなったという見方があるのですが、むしろ主要国との意見交換や、人民元に焦点が当てられたこともあって、日本単独での介入がやりにくくなったのではと懸念しています。
そのようなわけで、円高の進行にもかかわらず為替介入はないような気がしています。もちろん、当局の意思決定次第ですから、それ以上は何とも言えません。
マニピュレーションのようにも見える円高に当局がどう反応するか楽しみです。
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