ポイント
米国株式市場の上昇を背景に、今日の日経平均株価は高めの寄り付きが期待できそうです。9,505円の近辺を想定しています。為替が落ち着いた動きを見せていることから、ザラバは小動きを想定しています。
米国マーケットの動向
スタート直後から上昇を続けたダウ平均株価は、2時過ぎには上げ幅を135ドル弱まで拡げました。ところがその後は調整色が強まり、結局75.68ドル、0.69%高で終えています。
上昇を牽引したのは、FRBによる追加的金融緩和に対する期待に加えて、インテル、JPモルガン・チェースの好決算であったと見ています。
ところが、そのインテルやJPモルガン・チェースが相ついで値を消したことが2時過ぎから大引けまでの上げ幅縮小をもたらしたようです。
インテルはこのような動きでした。
JPモルガン・チェースも似たような推移です。
VIX指数を見ると0.74%の小幅上昇となっていますが、2時過ぎからの上げが目立ちます。投資家心理が多少悪化して、リスク選好度を弱めたことが示唆されています。
ということで、個人的には、午後に見せた調整の動きが気になっています。マーケットは経済の弱さのために必要となる金融緩和政策を好感して上げてきているため、経済の強さと結びつくべき好調な決算も同様に株価上昇要因になるとすれば、多少矛盾しているのでないかと考えています。
今日の日経平均株価は?
CMEの日経先物価格(円ベース)9,505円の近辺を今日の寄り付きのメドとしています。
ザラバは為替が落ち着きを見せていることから小動きと見ています。
ドル円60分足はこのような動きです。
ユーロ円も同様に落ちついています。
今日は9月の企業物価指数の他、首都圏・近畿圏のマンション市場動向が発表されますので、注目したいところです。
決算は43社ほど。ビックカメラ、ベスト電器、松屋、島忠など消費関連が中心です。
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