ポイント
今日は高めに寄り付いた後は小動きの展開を予想していたのですが、想定を大きく上回る円高への振れがマーケットを押し下げてしまいました。現在のところ米国株式市場は軟調なスタートとなっています。下げ幅は拡大しています。今日は直近のFOMC議事録の公表や、大引け後のインテル決算などが控えており、見通しは難しいのですが、明日の日経平均株価には逆風となりそうな様子です 。
日経平均株価の動向を振り返る
前日の米国株式市場の上昇を受けて59円高で寄り付いた日経平均株価でしたが、すぐに下げ幅を拡げ始めました。ザラバを通して右下がりの展開となり、200.24円、2.09%の大幅下落で大引けとなりました。
マーケットの下落の背景は為替。比較的に落ち着いた動きを見せていたドル円が、マーケット開始と同時に円高に振れ始めました、そして、マーケットが開いている間は円高が進みました。そして、興味深いことに、マーケットが終了すると同時に円安方向に戻し始めています。
ユーロ円もほぼ同じような動きでした。
円高による輸出関連銘柄の低迷が目立ったことに加えて、2011年8月期に減益予想を見込むファーストリテイリングが9.77%の急落となりました。この1社で日経平均株価を50円近く引き下げたことになります。
米国マーケットの動向
米国株式市場は下げてのスタートです、ダウ平均株価は96ドル安、ナスダック総合指数は22ポイント安で推移しています。下げ幅は拡大しています。
今日は9月21日分のFOMC議事録が公開されます。加えて、カンサスシティー連銀のトマス・ホーニグ総裁のデンバーでの講演が注目を集めているようです。FRBの量的金融緩和政策にただ一人反対票を投じたことで知られる総裁ですから、発言内容は非常に興味深いところです。
大引け後にはインテルの決算が控えます。
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