斬！ザ・マーケット 2010/10/8 金曜日

[坂本 大介さん]

日経平均は小幅反落、日銀の追加金融緩和を材料とする買いは一服して利益確定で売られ、米国株の軟調やドル円での円高が重しとなって上値が抑えられて日経平均は後場にマイナス圏に。9684.81円6.62安で引けています。
TOPIXは小幅続伸。出来高も多く底堅い

米国株は、寄り付きで新規失業保険申請数の結果が予想よりも低かったことが好感されて買い先行でスタートしたものの,11000ドルを境に失速して取引後に本格化する決算発表を様子見する売りに転じました。ダウ平均は10948.58ドル19.07安の小幅反落で引けています。

ドルは引き続き売られていますが、ECB総裁の発言から行き過ぎた売りへの警戒感が生まれてドル買いに。
ドル円は82.11まで下落し安値更新。ドルストレートは高値圏にありますが反転の兆しも。

今日の夜に雇用統計を控え、かつ連休を前にした様子見、手控えムードとなり動きには乏しい一日となりそうです。
雇用統計がどちらに振れるかでFRBの金融緩和政策に影響がでると思われ、今後もドル安が継続するかどうかの試金石になります。ポジション整理の売りがでて小幅続落を予想