時計はムーブメントが想定以上。完成品は年末商戦の動向に注目
<株価に上昇余地ありとの見方を継続>
株価に上値余地があるとのTIW見方を維持する。電子デバイスの構造改革で収益改善にも一定の目処がつき、LED事業で一般照明用途の中期的な拡大の恩恵を享受できる公算は高まっている。時計、電子デバイス、産業用機械の3分野が共に収益貢献するステージが見えつつある点を引続き評価。
<上期の営業利益は会社計画を過達と推測>
11/3期上期の営業利益は会社計画(60億円)を上回って着地したとTIWでは推測。部門別では時計を中心に上ぶれたと見ているが、他の部門も計画線か若干上回る利益水準を確保できたと推察する。TIW通期業績を今回据え置いた。
<ムーブメントが7月以降も好調に推移>
主力の時計は、ムーブメントが7月以降も想定以上に好調に推移している模様。従来低価格品を使っていた中国メーカーが同社の高付加価値品へシフトしていることも背景にあると推測される。腕時計の完成品も2Q(7-9月)の販売はほぼ計画通り進捗したとみられる。年末商戦に向けた出荷は順調のようであり、今後は実売がどうなるかが焦点。(服部 隆生)
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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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