日本の核開発

ロングサンさん
 2010,10,5 いつも青春!てっちゃんの株式教室・相場師日記

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<日本の核開発>
昨夜(日本時間5日未明)ベルギーのブリュッセルの王宮内で温家宝首相と菅直人首相が25分間会談しました。
(公式のものではないと中国は言っています)。
現状は好ましくないとの認識で一致し戦略的互恵関係を確認したのは前進ですが、「穏健派」の温首相の
口からはっきりと「尖閣諸島は中国領土だ」との明言がありました。
ということは、中国の急進派、強硬派の空気は推して知るべしです。
南沙諸島の帰属問題で同様の紛争を抱えるベトナムなどのアジア諸国はいっそうアメリカ軍への
依存を強めることになります。
輸入した空母、やがて姿を現すはずの巨大新造空母、二隻の空母が尖閣諸島沖合いに姿を現せば自衛隊などは
まさにひとたまりもないのですが、先般、中国最高首脳の間では「台湾問題」と「尖閣問題」を同列にするという
日本にとってはまことに危険な決定が下されました。
日本が尖閣諸島を守り抜くのは、今の状態ではかなり悲観的であると言わざるを得ない。
白樺ガス田開発も完全に中国ペースで進行しています。
いずれ中国海軍の実力行使が有り得ることも「台湾」と同レベルで予見しておく必要はあるでしょう。
先般の中国軍ヘリコプターの自衛隊艦船への異常接近はそのことへの警告とも受け取れるわけです。
圧倒的な軍事力の誇示です。
北に目を転ずれば、今回の北方4島へのロシア大統領の「視察」は明確に「ロシア領土」を渡す意思はないとの意思表示です。
ですから「2島返還」で手を打たなかった前の日本政府は失政だったと私は考えます。
40万人の樺太島民(今のサハリン)の悲劇も、ほとんど今の日本では忘れ去られています。
かつて日本軍は軍事力で北樺太を制圧し、すなわち「樺太全島」を支配しました。
その報復が人口2万人近い真岡町への奇襲であり「真岡郵便局の10代の電話交換嬢9名の青酸カリ自決」の悲話を生みました。
サハリンは北海道稚内市からはほんの目と鼻の距離、北も南も敗戦後の日本はじわじわと侵略される危機にあります。
経済力が落ちて、アメリカとギクシャクしている今の日本の姿は「肉食系国家」にとってはどのように映っているのでしょうか。
かつてルーズベルト大統領は言いました。
「十分な軍事力を備えてから、おもむろに穏健な話し合いに臨めばよい」。
27歳の新しいリーダーが登場した北朝鮮の体制も「先軍政治」。
平和国家日本には逆風であるのが今の国際情勢です。
民主党の枝野幹事長代理の過激発言は多くの日本人の本音でしょう。
でも、両国の友好こそが世界経済の要ではあるのです。
それにしても、ノーベル平和賞を受賞した佐藤栄作総理がウラでは、核兵器保有の可能性を模索していたのは驚きです。
自らの死を悟り、死ぬ一ヶ月前にNHKのインタビューに応じた当時の外務省トップ、外務次官の言葉だから疑いの余地は無い。
もっとも裏取引のない政治というのは稀有な話ですし、すべてが白日の下にさらされればよいかといえばそれは違う。
むしろ、生半可な「透明性」は国交には害毒かもしれない。
もしこのまま日本が貧困国家へ転落していくのなら、北朝鮮と同じく民族の存亡をかけて核開発に走る日が来るかもしれない。
絶対・・・・・は言い切れないはずと私は思う。カギはアメリカの「核の傘」です。
ヒロシマ、ナガサキ、理想は尊い。でも、それは生活の基盤が揺るぎないものであって言えることです。
中国とロシアが経済発展をし、その資金でさらなる軍事強化をしているのが現実です。

日経平均    9518.76(+137.70)
TOPIX    832.64(+  9.90)
売買高概算  24億5509万株
売買代金概算  1兆5740億円
時価総額  282兆5931億円
値上り銘柄数 1007  (年初来)新高値   7
値下り銘柄数  518  (年初来)新安値 286
変わらず    137
騰落レシオ(25日)106.82%
サイコロ(日経平均)5勝7敗 ●○●●●○●○●○●○
カイリ率(日経平均)25日線比+2.04% 75日線比+1.07%
為替  1ドル  83.73  1ユーロ  114.75

日銀の金融政策決定会合で4年半ぶりに「実質ゼロ金利」に戻ることが決定しました。英断です。
とにかく死力を尽くして円高阻止、為替介入をしていくことがはっきり確認できたことは歓迎です。
「乾いたゾーキンを絞るようなもの」と冷めたコメントをする大手証券もあります。
でも、衰えたとはいえ、ここは「ニッポン」です。素直に声援を送りたい。
民主党の日本政府を信用して「押し目買い」、それが私の相場観です。
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