ダウ平均株価は10時過ぎから12時頃まで大きく下落しました。その後は下げ止まりは見せたのですが、反発力は弱く78.41ドル、0.72%下落して終えています。
8月の製造業受注指数がコンセンサスを下回る一方で、中古住宅販売保留が事前予想を上回るなど経済指標はマチマチで、マーケットへの影響は限定的であったようです。
10時過ぎからの下げを主導したのは対ユーロでのドル高の進行だったようです。
為替に敏感なハイテクセクターがダメージを受けたようです。SOX指数(フィラデルフィア半導体指数)が1.42%と大きく低下しました。
VIX指数を見ても、12時近くまで大きく上げており、マーケット心理が悪化した様子が示されています。
その後のマーケットの反発が鈍かった背景の一つに、アメリカン・エクスプレスの低迷があったようです。反トラスト法により提訴されたということで、株価が6.53%の急落となりましたが、午後の入ってからの下げが顕著です。
全体としてマーケットを見ると、12時頃を境として、落ち着きを見せていますので、弱いマーケットであったという印象は強くありません。今日は、ISM非製造業景況指数に注目が集まりそうです。
「人気ブログランキング」に参加しています。記事がお役に立ちましたら、下のバナーをワン・クリックお願いいたします。大きな励みになります。
本文中で使用しているデータやグラフ類は主に次の各社の公表しているものにお世話になっております。経済産業省、内閣府、日本銀行、東京証券取引所、CME GROUP、CBOE,CNN MONEY、MSN MONEY、アット・ニフティ・ファイナンス、Yahoo!ファイナンス、サーチナ、外為どっとコム