斬！ザ・マーケット 2010/10/1 金曜日

[坂本 大介さん]

9月最終日の日本市場は、寄り付きは小幅な反落でスタートしたものの、円高の水準が介入前水準を下回ると介入警戒感が遠ざかり一気に円高を嫌気とする売りが進み大幅反落に転じました。日経平均は、9369.35円190.03安で引けました。

ユーロの金融不安が再燃する一方、米国はGDP確報値が予想よりも若干高く、新規失業保険申請件数の結果も好感されて反発スタート、ただ一旦値を上げた後は売りが出てマイナスに転じました。四半期末の節目に利益確定させる市場参加社が多いためとの見方です。ダウ平均は、10788.05ドル47.23安で引け。

為替は、経済指標結果への好感から追加緩和策への期待が薄まってドル買いの展開。ドル円は83.2円台まで下がっていたのが反発して83.50円付近まで上昇しました。

本日の日本市場は円高の一服感からの買い戻しが入ると思われますが、週末前の手仕舞も後押しして売り圧力が高くなり、行って来いの展開になりそうです。25日移動平均の9,250円近くから9,500円の範囲でもみ合いになるか。
G２０財務相が大手行にバーゼルIIIを超える資本義務付け検討をしているとのこと。銀行株への影響がありそうです。
(http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20101001-00000621-reu-bus_all)

今日から10月が始まり衣替えですね。
気分を新たにスタートしたいものです。