「板寄せ」といっても日本の商品先物取引をやったことない人にはなんのことかわからないだろうと思う。
銘柄ごとに1日に定められた回数、時刻にだけ売買を行い、単一約定を決める方式の競売買・・・といってもよけいわかりづらいだけか。
要するにザラバ取引をしている東京工業品取引所を別にすれば中部大阪先物取引所や東京穀物取引所や関西商品取引所は一日中取引を行っているわけじゃあないということ。
おかげでいくつも銘柄を抱えていれば別だがケータイ2つもあれば熟練は要するものパソコンになんとか対抗することもできる。
その一方で立会いの合間の時間は値段は動かない。
だから値段が気になって仕方ないような方でも一日2~6回、各々数分、長くても普段は10分くらいチェックすればいいだけだ。
日計りは可能だがザラバ銘柄とは別種の熟練を要する。
私にはできない。
自然と板寄せ銘柄で日計りしようという気は起こらなくなる。
ところがいまお役所や取引所のお歴々は具体的なスケジュールは決まっていないものの、板寄せをやめてザラバに移行していこう(シャレではない、念のため)という様子。
ザラバや時間外取引の有無は企業のプロフェッショナルと私をはじめ一般委託者との立場の有利不利の違いがくっきり現れるー特に出来高の少ない銘柄は顕著ーから板寄せ存続を希望するわけなんですが・・・偉い人は個人投機屋を排除したがってる様子だからザラバになっちゃうんだろうなあ・・・