今日のマーケットを振り返る 9月22日

スケアクロウさん
スケアクロウさん
ポイント

 重苦しい展開でした。ドルに対して円高に振れたことがマーケットの重石になりました。米国株式市場が軟調に推移している上に、ドル円が一段と円高になっています。日経平均株価にとって厳しい状況ですが、明日は幸いに休場です。

日経平均株価の動向

 38円安で寄り付いた日経平均株価は、9時半過ぎから回復を見せ、前場終了前には一時23円高をつけました。後場に入ると、前日終値付近での一進一退となりましたが、大引け前に値を崩し、結局35.79円、0.37%安で大引けとなりました。



 前場の回復局面で目立ったのは、為替に左右されない不動産株。2010年の基準地価で、大都市圏の住宅地の下落幅が縮小したことや、一部で底打ちが見えたことが、背景の一つであったと見ています。住友不動産の株価が1.65%上昇しましたが、前場の好調さが目を引きます。



 一方、1.57%下落したホンダの動きをみると、マーケット開始直後の低迷と、大引け直前の急落が印象的です。ドル円の重圧を示唆しています。



 ドル円の動きはこのようになっています。

 

 実は、ドル円の変動はあまり大きなものではありませんでした。しかし、前日のFOMCをきっかけに、追加的な金融緩和政策を考慮する必要があるほど、米国景気の先行きが不透明であることが改めて確認されたことはとても重大だったと考えています。。

 米国金利の低下→ドル安(円高)圧力の高まり、ということで、せっかく2兆円という巨額を投じて円安にした努力の成果が、みるみる消えていく状況がマーケットのセンチメントを神経質にしたようです。

米国マーケットの動向

 ダウ平均株価は、スタート直後には堅調さを見せたのですが、すぐに値を崩し始め、現在は40ドル安となっています。下げ幅は拡大しています。

 ハイテク・セクターの低迷が目立っています。SOX,指数(フィラデルフィア半導体指数)が1.81%の急落。それを受けて、ナスダック総合指数は21.22ポイントとほぼ1%近く下げています。

追伸:今日は所用のためご報告が遅れてしまいました。申し訳ありません。

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