ポイント
今日の日経平均株価は小安いスタートと、軟調気味な小動きを想定しています。寄り付きは9,580円の近辺をメドとしています。ザラバは対ユーロでの円安がマーケットを下支えする一方で、対ドルでの円高が上値を抑えると見ています。午後は米株先物の推移に神経質な反応を見せる気がしています。
米国マーケットの動向
スタートから多少モタつきながらも小動きで推移していたダウ平均株価ですが、2時過ぎから上昇に転じ、2時半頃には80ドル近くまで上げ幅を拡げました。しかし、すぐに再び調整色が強まり、7.41ドル、0.07%の小幅高で終えています。
午後の上昇の引き金はFOMC。政策金利を据え置くと同期に、必要な場合には追加金融措置も辞さないというコメントがマーケットに好感されたようです。
対ユーロで大きくドル安が進みました。欧州で財政不安国のファイナンスが無難に進展したことも理由の一つにあるようです。
マーケットの心理を示唆するVIX指数をみると、午後に一時的に大きく下げており、FOMCのコメントで安心感が強まった様子が確認できます。もっとも、長続きはしなかったように見えますが。
僅か0.06%の上昇でしたが、ウォルマートの日中の動きを見ると、個々のFOMCの発表が好影響を及ぼした様子が見えます。
一方、銀行株は冴えませんでした。JPモルガン・チェースが1.46%下げています。ただし、引け後の時間外では1.61%の上昇に転じていますので、心配するほどではなさそうです。
今日の日経平均株価は?
CMEの日経先物価格(円ベース)は9,525円となっています。
これをベースに、今日の日経平均株価の寄り付きは9,580円近辺を想定しています。
対ドルで円高に振れていることが多少マーケットの重石になる可能性がありますので、ザラバは軟調気味な小動きを想定しています。
、今日は、7月の全産業活動指数の他、8月のスーパーとコンビニエンスストアの売上高が発表される予定です。決算は日本オラクルとアークランドサカモトの2社です。
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