実は中国の経済成長とともにあらわになってくる課題の深刻化は日本のチャンスである。中国の課題にソリューションを与えられるのは、日本だけなのだ。これから医療保険、年金制度を整備しないと国民の不満は抑えられない。社会保障制度を整備しない限り、安心して消費を続けられず、内需主導型経済の整備は無理だ。それは中国企業と政府のコストを著しく高くする。中国は低賃金とはならないだろうし、今潤沢な財政黒字を抱えている政府も10億人以上に社会保障制度を提供すれば一気に赤字となるだろう。都市の地方の格差を埋めるべく、交付税制度も整備が必要だろう。一億人以上の人口に国民皆保険・皆年金を実施しているのは日本だけだ。交付税制度も日本がモデルとなるだろう。中国は日本を必要としているのだ。また、世界一のスピードで進行する少子高齢化や、都市問題、環境問題、食糧問題これらも日本が経験して多くを解決澄みである。日本は中国の国造りに大いに貢献できる!日本のシステムに自信を持ち、チャンスを感じて欲しい!中国始め、新興国の指導者たちから「われわれが一番うらやましいのは日本の社会の安定性。これは金では買えない。」とよく言われる。「もし私の国が20年成長できなかったらバラバラになっているでしょう」と。うれしいようなキツイような言葉だが、やはり日本はすごい!日本は素晴らしい。様々な社会システムやインフラがこれだけ整い、何といっても社会に安定感がある。新興国からみたら奇跡的だ。彼らは急速に豊かになるだろうが、豊かさも社会の安定も今の日本のレベルまで来られるかはわからない。今の日本に唯一足りないとしたら、それは責任転嫁をやめること。被害者意識から責任を他者に求めすぎだ。各人が自らが変われば、さらに素晴らしい国になれる。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーわかってるヤツいるじゃん、日本にも。助けて欲しいなら恥ずかしがらずにハッキリ言いなよー